なぜか助けたくなる人

最近、仲間内で「なぜか助けたくなる人」の話をしていた。「〇〇さんて、なんか助けたくなるんだよね」「うんうん、分かる」という会話。

僕は基本的に身近にいる人全員にエンパワーメント(←最近覚えた)できたらいいなーとは思っているんだけど、その中でも特に強く助けたいと思う人がいる。

見た目が好きとか、自分に良くしてくれるとか、そういう要素で選んでいる訳ではないと思う。でも、確かに差は存在している。

会話の中で「それは〇〇さんがいい人だからだよ」という話になった。確かにいい人だと思う。でも自分にとっていい人の基準ってなんなんだろう。しばらく一人で考えていた。

ふと、現在何となく助けたいなーと思う人を数人頭に浮かべてみる。その中に共通点はないだろうか。

一つだけ思いつく事があった。この人達はみんな「孤立スキルが高い」ということ。「孤立しないためのスキルがない人」と言い換えた方が分かりやすいかも知れない。

孤立しないためのスキルとは何か。

僕が考える孤立しないためのスキルとは、強い意見に乗っかれる能力、変わり者を嗅ぎ分ける能力、ヒエラルキーを作り出す能力、反撃してこない人を見つける能力、場面で顔や意見を使い分ける能力。

孤立しないスキルを強いコミュニティの中で発揮することができれば、
その人は多分ずっと生きやすい。

でも、孤立しないスキルは誰かを踏み台にしている。
その人が孤立しないために、それより下の誰かが割を喰っている。

誰かを踏み台にすることなく、孤立スキルの高い人が成功できたらいいなと思う。おそらくそれは大変な道のり。自分も含め、誰かを踏み台にして生きている人をたくさん見てきた。だから、そうじゃなく成功する人が見たくて、なぜかその人を助けたくなるのだと思う。

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