分類に疲れた私のノートの整理法
明けましておめでとうございます。今年が皆様にとって良いお年になりますよう、願ってやみません。
今回は私のノートの整理方法についてご紹介します。Evernoteというアプリを使った整理法ですが、類似のアプリをお使いの方にもお役に立つかと思い、公開します。
ご注意:
この記事を作成するにあたっては、Evernote for Macを利用しています。Web版ではできることが異なりますので、ご注意ください。
2021年3月6日付記:
現行バージョンのEvernote for Mac では、目次の機能がなくなってしまったように見受けられます。(自分で手作業で目次としての役割をするノートを作ることはできます。)以下の方法は、通称 Evernote Legacy と呼ばれているバージョンでのみ使えることをご留意ください。
分類疲れしたので整理法を変えました
Evernoteにはノートブックという機能があって、目的に合わせてフォルダーのように使って、ノートを仕分けすることができます。使い始めた当初は目的別に分けていたりしたのですが、以下の2つの理由でやり方を変えることにしました。
・複数のノートブックに同じノートが属すことができない。
・そもそも分類するのに疲れた。
自分の学びや発見したことを気軽に記録しておこうと思ったのに、疲れてしまっては本末転倒です。そこでもっと気軽に整理することにしました。
Evernoteには「タグ」という機能があり、キーワードをつけることができます。ノートには複数のタグをつけることができます。ノートは作成したときに選んでいるノートブックの中に作られます。
私の場合は、新しいノートは「未処理」というノートブックに作っています。ノートにタグをつけて、「もうこれで良い」と思ったら「処理済み」と言うことで「アーカイブ」します。アーカイブすることで、ノートは、未処理からアーカイブ用のノートブックに移動されます。したがって「未処理のノートブック」が空ならすべてのノートの整理が出来ているということになります。
どうやってノートを探すのか?
ノートを探すには、検索をする方法と、あらかじめ作っておいた目次を使う方法があります。Evernoteの場合、検索の条件には、タグやキーワード以外に日付なども組み合わせることができます。
どんな検索の方法があるかは、Evernoteの方が、以下のようなページを公開してくださっています。
・知っておくと便利なEvernoteの検索方法
・Evernoteの高度な検索構文の使い方
目次の作り方
目次は、目次に含めたいノートを複数選んで簡単に作ることができます。
以下の画像は、サンプルのノートを複数選んで、「目次ノートを作成」ボタンを押して目次を作る例です。
目次に含める候補となるノートは、検索結果を使うこともできます。つまり、自分の欲しいタグやキーワード、日付の条件などで検索したあとに、その結果に基づいて目次を作ることもできます。
目次はあくまでもノートへのリンク集なので、同じノートが異なる目次に属することもできます。ですから、異なった切り口の目次を作ることが可能です。ただし、残念ながら、目次は動的に更新されません。
私なりのコツを2つ共有させていただきます。一つ目は、目次は一時的なものと割り切り、必要に応じて作り直しています。もう一つは、「ノートの題名は大切」と言うことです。同じような題名のノートが大量に並んだら、目次の役目を果たしません。
目次のノートブックの勧め
ノートはいろんな切り口で見たいものだと思いますが、都度検索をしていたのでは大変です。Evernoteでは「よくおこなう検索を保存しておく」こともできます。私もこの機能を気に入って使っていました。「保存した検索結果」は再利用ができ、便利だからです。ところが、ふと気がつくと、保存された項目が多すぎて目的のものがすぐに見つけられなくなってしまいました。
(この機能を使う方は、マメにいらない検索結果を消すことをお勧めします)
そこで、現在は、目次のノートばかりを集めた「目次ノートブック」を作っています。作った目次は、ここに集約することで、素早く目次にアクセスできますし、不要になればいつでも削除できます。ついでに、目次ひとつひとつはノートなので、目次の中身を検索することができます。
先ほど触れましたが、目次ノートは検索結果からも作ることもできるので、いろんな切り口の目次を簡単に作れます。そして手作業で作った目次も含め、目次ノートブックに集めておくわけです。
私のノートの整理方法を簡単に示すと、以下のような構造にになっています。
これで完璧?
Evernoteの様な電子的なノートの整理には、オフィスの書類の整理に似たところがあります。どんなにきちんとファイリングシステムを考えてもいつかはほころびが来ますし、想定していなかったことも出てきます。
私自身もまだまだで、以下のようなことが課題になっています。
・ノートとして放り込んだまま手をつけていないものがある。
・不要になったノートを効率よく仕分けができていない。
・タグの見直しができていない。
みなさんにぴったりな整理方法が見つけられるようお祈りしています。また、この記事が何かのお役に立てれば幸いです。
皆様にとって良いお年となりますように。
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