ふしぎふしぎの
アースデイの日
@ou.picnic の新コーナー
#マイのしらない世界
栄えある初回ゲストとしてお招きいただき
わたくしほぼ初めてのインスタライブ出演しました。
不慣れで冒頭9分ものあいだ💦
お待たせしてしまい申し訳ありません!
アーカイヴご視聴の際には、飛ばしてご覧くださいね。
絵本『ビーズのおともだち』のことはもちろん
ou.picnicのメンバーのひとりで
@ouchisaronten のあきちゃんとの出逢いになった
『おはなしごほん』のこと
そのときわたしが心に育んでいた
#たいせつなひとにささげるえほんづくり
というサービスのこと
そして2000年にはじめて開催した
えとことばのふたり展「tuck chick born」のこと などなど
もりだくさんでお話しました~
絵本デビューは『キャベツのくすくす』で2012年
ちょうど10年前ですが(長男も10才になります)
なんと詩画集『tuck chick born』は2002年
20年前ではないですか!!! お話し中に気がつきました。
めちゃくちゃわたし的に記念イヤーではないですか。
忘れもしない1999年横浜美術館「ポール・セザンヌ展」
高校時代の同級生と見に出かけ、そこのカフェで
何かやろうと熱くもりあがって、テーマは「love&peace」
世界を平和にしようというつもりで、
tuck chick bornはたちあがりました。
当時わたしはすでに絵本作家になりたいと公言していたけど
ふたりで願って、したことは
「来た人が元気になって帰る場をつくる」ことでした。
壁には鏡。
それを覗き込んだ時に、
自分の後ろにボンボン時計が写りこむようにして
「生まれた頃の感覚に戻ろう」!
わたしたちが、その感覚で書き、また描いた(と思っている)
えとことばたちを、壁に飾って発表しました。
今また世界は揺れに揺れ、いろいろなことが起こっているけど、
あらためてこの原点にわたし自身たちかえり、
ひとりひとりができることってすっごく大きいなぁと感じてやみません。
***
インスタライブご質問で、
「大切に思っているおはなしは?」とたずねていただきました。
答えたのは、童謡詩人金子みすゞさんのこと。
なかでも「ふしぎ」という詩についてお話しました。
みすずさんの作品は、
著作権法でいうと作家没後50年を過ぎフリーになっているので
最後に引用させていただきますが
すてきな本がたくさん出版されているのでぜひ探してみてくださいね。
わたしがみすゞ作品に出逢ったのは短大時代。
ゼミの先生が、勧めてくれたのでした。
はじめて読んだとき、そのみずみずしさに感動して涙がとまらなかったこと
同じ感性だ! と感じる人に出逢えた喜びで
いっぱいになったことをよ~く覚えています。
2001年に田中美里さん出演の映画『みすゞ』が公開されて鑑賞、
その短い生涯には言葉をうしないました。
でも彼女の詩そのものの光や、
ころころとかろやかに喜ばれたであろう一瞬一瞬は確かです。
わたしはひそかに、こころひそやかに、
「みすゞさん受け継ぎましたよ」と思いましたっけ……
だからこそ2002年に最初の出版をできたときは
彼女の「さみしい王女」巻末手記として残された詩をモチーフに
「さきました/さきました/わたしたちのかわいい本がさきました」
と書いたポップを書店に置いてもらったり
サインとともに書かせてもらったりしたのです。
それから、わたしが文を書いた絵本『はたきがけこうしん』の
主人公である女の子の名まえは「ふさえ」ちゃん。
これはみすゞ否、テルさんの愛娘の名をおかりしました。
はたきの”ふさふさ”とちょうどひびきあっていたし
「おひさまのひかりがだれものこらず照らす」という
裏テーマをもつこの絵本で、
ふさえさんが楽しくお母さんと過ごしている日常を
描きたいと願ったためです。
最後に、この「たいせつなおはなしは?」の質問の際
パッと脳裏に浮かんでいた絵本は他に
『あめのひってふしぎだな』『ほんのにわ』でした。
せっかくなのでご紹介しておきますね。
長くなってしまいました。
ではではさいごに、金子みすゞさんの詩
「ふしぎ」をどうぞ~~~
わたしの創作活動をサポートしてくださる方がありましたらぜひよろしくおねがいいたします。励みとし、精進します。