クリスマスプレゼント
娘が4月からお世話になっている保育ママさん。
「気にしないでね、わたしがイベントを楽しみたいの。本当に孫みたいに想っているから」
そう言ってお誕生日もこのクリスマスも、心のこもったプレゼントを下さいます。
「お兄ちゃんにも」の心遣い、それに、「お父さんお母さんへ」の手書きのメッセージもいつも胸に沁みます。
先日いただいたクリスマスプレゼントの中に、一冊絵本がありました。
『ねずみくんのクリスマス』
それは数年前のクリスマスにわたしが息子のために選んだ一冊でもありました。
先生が「もしおうちにあるものだったら交換してもらうから言ってね」と心配してくださっていた展開で、おや、どうしたものかな、と一瞬思いました。
でも、娘は「先生がくれたの?」と大喜び。
考えてみると、わたしが純粋に息子のために絵本を選びプレゼントをしたことって、実はあんまりなくて(すでにうちにあるものや図書館で借りたものを楽しんでいたり、定期購読だったり、わたし自身が興味を惹かれたり縁があって求めていたりが多い)、
それにこの『ねずみくんのクリスマス』を含む「ねずみくんの絵本」シリーズは、夫が覚えている自分が子どもの時に好きだった絵本のひとつで、彼のそういった記憶も尊く、
また、ちょうど今の娘と同じく息子が2~3才だったときに、贈るのにぴったりだなと、クリスマスに、買い求めた思い出深い絵本。
息子と夫と3人で過ごしたクリスマス。
そして今年は赤ちゃんから小さな女の子になりつつある娘が主体的に楽しむ姿が、わが家に「4人で迎えるクリスマス」を実感させてくれました。
先生にはお伝えしました。
「うちに同じのありました! でも、先生が数年前わたしが息子に選んだものと同じ絵本を、今の娘に選んでくれたことがなんだかうれしいです。娘もとっても嬉しそうなので、絵本に名前を書きました」
するとそんなわたしの言葉を「クリスマスプレゼントだわ」と言って涙ぐんでくれて。
わたしは本当に、この方に出会えてよかったなと、本当に一緒に娘と、わたしという母親を育てていただいているんだなと、感じ、感謝でいっぱいになりました。
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