【おすすめ心理学本】こう考えれば、もう少しがんばれる
[おすすめ度] ★★★★☆
[読みやすさ] ★★★★★
[知識習得] ★★★☆☆
[ひとこと]
私は「心理学テクニック」なるものが嫌いです。再現性のない単なる思い付きテクニックを語り金を稼ぐ輩が多いですが(それだけ需要のある分野だということですが)、本書はそれら輩とは一切異なり、本質的で科学的、そして哲学的でもある良書でした。
著者のカウンセラーは自身が重い障害を持ち体が動きません。そんな著者自身が悩み苦しみ戦ってきた経験は単なる知識を超えて深い示唆を与えてくれます。
更に、私も多種多分野の勉強をしているため分かるのですが、著者は単なる経験だけでなく相当科学的なアプローチも自身の理論に組み込んでいます。心理カウンセリングを超えてビジネスや社会にまで通じる真理が語られていることに気付き驚きました。
本書のタイトル。もう少しがんばれる、よりも「もう少しうまくいく」でもいいと実学思考の私は感じました。
自己啓発本の横流しで大金を稼ぐ底辺の輩のセミナーなんかに行くくらいなら、ぜひこの一冊を読んでもらえたらなと思います。普段読まない種類の本だけにとても応援したくなりました。
数人のファン様のサポートがあって6年以上執筆続けてこられました。 本当に感謝です。 (無料読書は要らん)