【おすすめ政治本】カエルの楽園
[おすすめ度] ★★★☆☆
[読みやすさ] ★★★★☆
[知識習得] ★★★★☆
[ひとこと]
小説も新書もほぼ全て読んできた百田尚樹氏の問題作(結局一部からは全て問題にされますが)。
カエルの世界を舞台にした小説で、一見非常に読みやすいのですが…、物語の後半と何より伝えているメッセージがあまりにもエグイです…。
けれど、お勧め。
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テーマは日本の安全保障。
憲法九条を核に、アメリカや自衛隊との関係、政治家やマスコミ、中国や韓国、評論家や自分の利益しか考えない有象無象の輩、無知な大衆と賢明な少数…と、日本の本質とその(百田氏が懸念する)未来がカエルに置き換わり描かれています。
読後感は最悪。笑
しかし同時に、政治や世の中が「カエル」に見えてくるほど強く残る作品です。
自分のことを無知な大衆役を担っているカエルさんかと心配になる方がいれば、最初の一冊にはお勧めできます。
…心配にすらならないカエルがほとんどだから、あんなことになるのでしょうか。。
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