[独学1か月半合格]簿記2級を1冊で合格した勉強法
2023年5月に簿記2級を1か月半で合格しました。
時期からも分かる通りネット試験です。
方法を聞かれ過ぎて答え過ぎていましたら整理できましので、余すことなく書いておきます。
簿記3級は10年以上前の学生時代に合格(全て忘れていた)
先ずは筆者の前提知識です。
簿記3級は10年以上前の学生時代に合格しました。
ただし何もかも忘れており「借り方貸し方どっち?」状態からです。
簿記2級の勉強を始めても「何か昔やったような」というレベルでしたので、途中で簿記3級の力が蘇ったなどのボーナスステージはありませんでした。
簿記2級合格時は脳みそが衰え始めた30代後半(既婚)
1か月半と言っても勉強だけに集中できる学生ではありません。
当然ながら働いていますし、残念ながら脳みその衰えを実感する30代後半です。
また残念ながら……いえ幸せなことに独身ではなく既婚ですので時間はさらに限られています。
簿記2級合格前の資格はTOEIC990点など(IT企業で10年以上勤務)
筆者の出身大学は慶應で、UCLAに留学、学生時代にTOEIC満点や英検1級を取得後に東証プライム上場のIT企業に入り、IT業界で10年以上働いています。
仕事の大半はグローバル領域です。
簿記2級は畑違いだが勉強の方法は分かっている状態
つまり簿記に関しては空っぽでしたが、勉強の方法は分かっている状態からスタートと言えます。
簿記2級の工業簿記は知識も興味もゼロ
さらに安心材料?としましては、工業簿記など知識も興味もゼロでした。
「配賦って何?」状態です。
工業簿記は最後まで「俺は何をやっているのだ…」というモチベーションとの戦いでした。
簿記2級合格の5か月後に宅建合格(暗記系の方が得意)
筆者は簿記2級の5か月後に宅建も合格しています。
当たり前ですが自慢などではなく、筆者は法律系、つまり暗記系の方が得意です。
宅建の2か月後にAWSソリューションアーキテクトに合格
繰り返しになりますが自慢ではなく、筆者は簿記なんかより法律系やIT系(この2つも全く別ジャンルですが)の方が得意です。
簿記2級までならば独学で合格できる(誰でも)
実際に自分で挑戦してみた結果、誰でも簿記2級までならば独学で合格できると言えます。
調子に乗って簿記1級は絶対無理
簿記あるあるですが、2級受かった時に「せっかく2級の知識があるしこのまま1級取ろうかな?何なら税理士いっちゃう?」などと調子に乗りますが、絶対に無理でしょう。
本気で取り組めば税理士試験の税法はいけなくもないでしょうが(理論暗記という別ジャンルのため)、税理士試験の簿財や簿記1級は別次元ですので独学やら短期合格やらは夢見ない方が無難ですよね。
簿記2級合格後は中小企業診断士がおすすめ
ちなみに中小企業診断士はおすすめできます。
簿記2級合格者ならば中小企業診断士(一次)の財務会計を+10時間で合格できるでしょう。簿記2級はこの点でも夢が広がります。
簿記2級は勉強時間がなく1冊のみで合格
話を戻して、簿記2級は勉強時間がなく1冊のみで合格しました。
妻には「舐めているのか?」と言われましたが、別に舐めてもケチってもおらず、逆算すると1冊が限度なほど忙しかったのです。
簿記2級のアプリも使っていない
1冊とか言いつつアプリを使っていました、というオチでもありません。
そもそもアプリは必要ない(マイナスではないけど時間のムダ)と考えます。
簿記3級を持っていなくても簿記2級から勉強すべき?
よくある質問で、簿記3級を持っていなくても簿記2級から勉強すべきか悩みますよね。
詳しくは以下の記事で書いてありますが、結論は2級から一択です。
3級は誰でも余裕で合格できてしまい、3級を余裕にしている時間や労力、お金が機会損失(ムダ)だと考えられるためです。
簿記2級は「過去問だけ合格戦略」が使えない(過去問がないから)
世の中には難関資格でも過去問だけで合格する剛の者が存在するようです。
日本最難関である司法試験予備試験でさえも過去問だけで合格した者がいるという都市伝説もありますが、簿記2級はそもそも過去問が公開されていません。
簿記2級のテキストを買う前に試験の性質を見極める
後ほどその1冊を紹介しますが、前提として試験に最短で合格するためにはその試験の性質を見極める必要があります。
過去問と一概に言っても、法律系か会計系かIT系かで使い方は全く異なりますよね。
簿記2級は一発合格かつ連結会計も出題(捨てていない)
後ほど具体的に解説しますが、ネットで見かける「連結会計が出たら捨てろ」戦法など取っていません。
連結会計が出てしまったら捨てて受け直すなんて暇があったら1か月半と1冊で勝負なんてしていません。笑
簿記2級短期合格は会計システムのため(はったりかますため)
そもそもなぜ急いで簿記2級を取ったのかと言いますと、別に取れと言われたわけでも昇格要件だとかでもありません。
会計システムに関わるプロジェクトに入ることとなり、だったら取るかと。
余談ですが筆者の流儀として新しい領域に関わる時はその分野を一気に勉強します。
相手はその世界で海千山千の方々ですから、「ど素人がなんぼのもんじゃ」という視線が怖いとも言えるでしょう。
「たくさん本を読んできましたー」でも読まないよりはましですが、「とりあえず資格取ってきましたー」というはったりをかますと仲間に入れてもらえる可能性は上がります。そうやって何とか生き残ってきたわけですよ。
会計における簿記2級、不動産における宅建、ITにおける応用情報技術者あたりは、その道の人でもちょいと苦労して合格している資格ですので、仲間に入れてもらうために取ってきましたと言えば「やるやんけ」となりやすいです。
(ただし不動産業界の人たちは5点ハンデをもらっても宅建に合格できない人が多いため「んなもん関係ないやろが!」と逆なでするリスクはあります笑)
簿記2級は正しく勉強すれば誰でも短期合格できる
合否とは勉強方法です。
「今日は〇時間やったぞ」ではなく「自分は今日1歩でも合格に近づいたか」だけを意識します。
簿記2級の短期合格方法
長すぎる前置きはこの辺にして、本記事では下記について徹底的にお伝えします。
簿記2級の1発合格に使った唯一の教材(本屋でもamazonでも普通に買える)
簿記2級を1か月半で合格した方法(徹底解説)
1か月半合格の勉強スケジュール(1日1時間)
簿記2級の「工業簿記で満点目指せ」について
簿記2級の「連結会計は捨てろ」について
簿記2級の合格率を上げるためにおすすめの方法1(おまけ)
簿記2級の合格率を上げるためにおすすめの方法2(おまけ)
簿記2級と学習曲線(ラーニングカーブ)戦略
簿記2級を妻が3週間で合格した方法(チート?)
噓偽りなく1冊しか使っていないのですが、至極当然ながら「使い方」が最重要ですので、勉強方法を徹底的にお教えします。
皆様が簿記2級をさっさと取ってはったりをかませるお手伝いができれば幸いです。
30秒で解ける簿記2級シリーズを追記
本記事は小まめにアップデートしております。
上記の内容に加えて30秒で解けるシリーズを追記しております。
現在は下記のコンテンツも読むことができますのでぜひ役立ててください。
・[30秒で解ける簿記2級]のれん・企業買収問題でやることは3つだけ
・[30秒で解ける簿記2級]有価証券で覚えることは1つだけ
最新アップデート2024年12月2日
11月12日追記章:簿記2級を妻が3週間で合格した方法(チート?)
12月2日追記章:簿記2級の仕訳問題勉強法(暗記最短ルート)
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