久森有栖

エッセイスト、ライター 愛着障害、うつ病闘病中の気づき、人生の振り返りや棚卸しを綴っ…

久森有栖

エッセイスト、ライター 愛着障害、うつ病闘病中の気づき、人生の振り返りや棚卸しを綴っています。

最近の記事

誰かを傷つけないために、自分を傷つける歪んだ発散方法

そういえば、高校生の頃、流行病のようにリストカットをする友達が数人いて、私も自分の腕を切っていた。 友達はみんな心療内科にかかっていて、私は厳格な親に「病院へ行きたい」とは言えなかった。 生理も半年に一度しか来なかった。 「若いうちは安定しないから」と思っていたが、今思えばストレスから来るものだった。 「心も風邪をひくんだから、心療内科に行った方が良いよ」と、リスカ仲間に言われたけども、どうしても親に打ち明けるのが無理で。 兄弟で何か起こると、私が責められる。 何か

    • 大好きだった亡き飼い犬は今も主人と共にある

      子どもの頃、大好きだった飼い犬。 私の不注意による事故で、目の前で亡くなってしまった。 昔はよく「あなたの少し後ろ、光の球になって見守ってる」と視える人たちに言われていた。 最近そんな話聞かないな、どうしてるかな?もう転生した?と1枚引いてみたら…… いるね…… 愚者(おそらく私)の少し後ろにイッヌが…… 雑種犬だったがコリーも入ってたようなので、顔も似てる。 あの子だ、間違いない。 転生してなかった。 私とずっと一緒にいてくれてる。 ずっと「ねーたんは、あたしが

      • 私を見て、褒めて認めて愛してほしい

        自分を嫌がったり低い評価をしたりした人に対して、異常に固執する。 挽回したい、見返したい、あなたが評価した私は間違っていて、私は本当はあなたが思っているような人間ではないと、相手に思い知らせたくなるのだ。 それはそれはとてつもない激情で、時に、相手本人に矢が向けられることもある。 その執着は我ながら恐ろしくも鬱陶しくも感じる。 「見て見て!私、できるようになったよ!すごいでしょ!」 と、まるで逆上がりができた子どものように、しつこくしつこく相手に認めさせようとする。

        • 希死念慮と気づかないほどの、死にたい気持ち

          死にたいという気持ちは、幼稚園の頃からあった気がする。 私の子どもはちょうど幼稚園へ通う年齢。 こんな幼い子どもが希死念慮を抱いていたのかと思うと、胸が潰れそうだ。 この頃の子どもの世界は親や祖父母、そして幼稚園や保育園のつながりだけ、というとても小さな世界だ。 私はいじめられやすいと言うか、いじられやすいと言うか、そんなタイプの子どもだった。 そして周りの子も意地悪なタイプの子が多かった。 家では厳格な父親と私をどこまでも追い詰める母親。 そして親戚と両親の揉め事。 年の

        誰かを傷つけないために、自分を傷つける歪んだ発散方法