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女性の50歳は人生の分岐点

「久道さんも、もう50歳になったんだから、そろそろいいんじゃないの?」

これが、私が50歳になった時、年上の大学の後輩から言われた言葉でした。

その言葉を言った彼女は、私より9歳上。
48歳で、若い頃に叶えられなかった音大受験に挑戦し、見事合格。
ソプラノ歌手としての道を歩んでいました。

大学では後輩でも、人生では先輩。

そんな彼女が、夫や子供、同居する母のことを優先して生活している私を見て、言った言葉が、

「もう、ご主人や子供さんのことは、いいんじゃないんですか?
 女性も50歳になったら、自分の人生を生きたらいいと思いますよ」

でした。

40代、音楽の仕事に限界を感じていた私は、とにかく、別の仕事がしたかった。

行政書士、補正下着の特約店、

男性と対等に死ぬまで現役で働ける仕事がしたくて、
医学部目指して、中学の数学から勉強し直し、大学センター入試を受験したのも、この頃でした。

とにかく、音楽以外の仕事がしたかった。

男性と対等にバリバリ働けて、死ぬまで現役で働ける仕事。

そんなものを探してもがいていた40代。

ところが50代になった途端、すーっと肩の力が抜けた。

あ、私って、一番若い世代じゃん!

50代以上の老齢期の一番下の世代に入ったんだ。

そんな感覚だった。

そんな頃に言われた後輩からの一言。

それがさらに私の背中を押しました。

それから2年。
私は人生で初めて、J-POP歌手のファンになり、ブログを書くことになるのです。

50代は、音楽の仕事や家庭のことをしながらも、自分だけの楽しみを見つけ、自分だけの世界を見つけて没頭して行きました。

そして、12年後、

私は音楽評論家という、男性と対等で死ぬまで現役で働ける職業に就いたのです。

60代は働き盛り!

70代は円熟期です。

まだまだ人生は長い!!

女性の50代は、子育てから解放され、親の介護までの束の間の休息時間。

この50代にしっかり、自分の夢や目標を握りしめて諦めなければ、

必ず、60代、70代で人生は変わります。

自分の人生を諦めない!
自分の夢を手放さない!

女性の50歳は、人生の分岐点です。


最近は、親の高齢化に伴って、介護生活が60代から始まる人が多く、私の周囲もそんな人だらけ。
介護がなければ、孫の世話に奔走している。

いつも誰かの為に自分の人生を後回しにしている。

でもいつか介護も孫の世話も終わるのです。
その時には、疲労困憊して、自分の人生なんて考えるエネルギーも残っていない。

だから、50代でも60代でも、70代だって、絶対に自分の人生を諦めない。
夢を握りしめて手放さない。

そうすれば、必ず、花開く時が来るから‼️


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