原作を知らなくても『THE FIRST SLAM DUNK』を楽しむために
私は、『トップガン•マーヴェリック』を初鑑賞した帰りにTwitterでこんな事を言っていた。
『トップガン•マーヴェリック』にハマった貴方達!!
貴方達には『THE FIRST SLAM DUNK』を観る才能があります。
スラムダンクも2分位が勝負だから大体トップガンだぞ!
お互い仲良しごっこするわけでもなく、無茶なミッションに挑む中で過去のトラウマがあったり、時に言い争い、マッスル球技大会があり、それぞれの個性がぶつかり合い、ワンチームになっていく…そしてスピード感と臨場感あふれる展開が好きな人は絶対好き。
原作(前作)をあまり、あるいは全く知らなくても楽しめる点も似ている。
でも、トップガンの時、結局帰ってから前作を確認したよね?
というわけで、今から原作全部読んだら観に行くまでに力尽きちゃうなあという人のために、これだけ知っていたらすぐ観に行っても大丈夫じゃないかな?という記事です。
スタメンだけでも要チェックや!
湘北高校のバスケ部
湘南の海が見える街が舞台のスラムダンク。
原作にもアニメにも度々、湘南の海が登場します。
湘北高校はそんな湘南にある高校で、バスケ部はキャプテンの赤木が凄く厳しい事で有名です。
キャプテンは厳しいけれど、弱小チームなので全国大会は夢のまた夢。そこに新入生「桜木 花道(さくらぎ はなみち)」が現れてから夏までを描いた物語。
・桜木 花道(さくらぎ はなみち)背番号10
赤い髪がトレードマークの主人公。一年生。
一目惚れした女の子、赤木晴子に好かれたい一心でバスケ部に入部。
晴子が片思いしている流川の事を一方的にライバル扱いしており、どんなにピンチでも流川にパスは出さない。
元々ケンカばかりしていた不良で、バスケをやったこともなければルールも知らないので、最初のうちこそめちゃくちゃだったが、フィジカルの強さと努力で最終的に脅威のスタメン入り。
途中まではリーゼントだったが、大事な試合でミスをして、ケジメとして自ら坊主頭になる。
・宮城 リョータ(みやぎ りょうた)背番号7
今作の主人公。二年生。
桜木からつけられたあだ名「リョーちん」
湘北のスタメンの中で唯一身長が160台。
ドリブルやパス、身体能力を活かした速攻が得意。判断力もあり、次期キャプテン候補。
目立つプレイスタイルと佇まいのため、目をつけられて不良集団に呼び出されるも、三井が頭だと見抜き三井だけボコボコにして、原作では三井の前歯を折っている。
マネージャーの彩子に惚れている。
・赤木 剛憲(あかぎ たけのり)背番号4
バスケ部主将の三年生。
桜木からつけられたあだ名「ゴリ」
たまに見かける「いいからテーピングだ!」はこの人。
赤木晴子の兄。
全国制覇が目標だったが、中学まではあまり技術が無く、強豪校に進学出来ず湘北に入り、厳しい練習を重ねるもチームメイトに恵まれなかった。
体格を活かしたディフェンスとダンクが得意。
厳しいが面倒見は良く、ミスしても果敢に攻めた結果ならフォローする一面もある。
・三井 寿(みつい ひさし)背番号14
私の推し。三年生。
桜木からつけられたあだ名「ミッチー」
ネットミーム化している「安西先生、バスケがしたいです」で有名な人。
中学時代に名を馳せたプレイヤーで引く手数多だったが、安西先生を慕って湘北に入学。入部早々膝の故障をし、医師の指示を無視して練習に参加。悪化して退部。劣等感から二年間グレていたが、やっぱりバスケがしたかった。
サラサラのロン毛を切って復帰するも、無駄な時間(ブランク)が二年もあるのでスタミナがない。
ケンカは多分あんまり強くない。
・流川 楓(るかわ かえで)背番号11
湘北のエース。一年生。
桜木からは「キツネ」「ルカワ」と呼ばれるも決まったあだ名はない。
桜木の事を「どあほう」と呼び、全く相手にしていないように見えるが、「らしくねーんじゃねーのか」「出るなら出ろ」と煽ったりするあたり、面白そうな奴くらいには思っている様子。
何でもこなす華のあるマルチプレイヤーで、桜木は段々流川のプレイを目で追うようになる。
全部自分で出来るが故、パスを出さず自分で攻めに行く傾向。
ここから下はスタメン以外
•木暮 公延(こぐれ きみのぶ)背番号5
三年生。
桜木からつけられたあだ名「メガネくん」
「湘北名物 飴と鞭」の飴のほう。鞭は赤木。
赤木と共に切磋琢磨してきた中学時代からの仲間。当初は体力作りのために入部したらしい。誰も居なくてもシュート練習をしたりと努力家で、主人公補正がかかっている桜木らが来るまではスタメンだったあたり、侮ってはいけない男。
・安田 靖春(やすだ やすはる)背番号6
二年生。
リョータと小学生時代からの仲間だが、今作では改変で中学か高校に入ってから。
ヒョロッとしていて頼りなさそうだが、目をつけられがちなリョータとつるんでいるくらいなので、肝は座っているらしく、不良相手に言い返したり、桜木を宥めすかしたりしている。
肝が座っているからこそのプレイが持ち味。
・彩子(あやこ) マネージャー
二年生。苗字不明。
何かとゴツくて怖い湘北メンバーやその周辺に対しても物怖じしない姐御肌。
何も知らない桜木にバスケの基礎を叩き込んだ人。
怪我の応急処置をしたり桜木の異変にいち早く気付いて声をかけたり、バスケ部を色々な面から支える敏腕マネージャー。
リョータの好意には気付いている様子。
・安西 光義(あんざい みつよし)監督
桜木からつけられたあだ名「オヤジ」
「あきらめたらそこで試合終了ですよ…?」
で有名な、カーネルサンダースにそっくりなおじさん。
大学では鬼監督で有名だったが、教え子を亡くして湘北の監督になってからは穏やかなマスコット的存在になっていた。
桜木達が入ってきてからはかつての野心を思い出したのか、指導に熱が入っている。
部員以外
・赤木 晴子(あかぎ はるこ)
一年生。
体格の良い桜木に声をかけてきた、ゴリの妹。
「バスケットはお好きですか?」
の一言が、桜木のバスケ人生のきっかけとなる。
流川に片想いしているが、気持ちを伝えた事は無い。
いつも同級生の女の子二人と一緒にバスケ部(主に流川)を応援しに来ている。
晴子と桜木軍団の関係が好きなので晴子の画像は桜木軍団のほうに。
・桜木軍団
水戸洋平(みと ようへい)を筆頭に、いつも桜木とつるんでいる四人組。
ちゃんと全員に名前があるが、大体いつも「水戸」と「etc」で片付けられている。
全員ケンカは強いが基本的に穏やか。
いつも桜木の事を冷やかしにきているが、シュートの練習に付き合ったり、桜木がケンカ以外に打ち込める物ができた事を喜んでいる。
三井の不良グループとは敵対勢力だがなんだかんだで仲良くやっている。
水戸君は三井を入部させるシナリオに変更するまでは、あとから入部する予定があったらしく、そのせいかキャラが立っていて女性読者からの絶大な人気がある。
・堀田 徳男(ほった のりお)
三年生。
三井のダチ。
三井のことを「三っちゃん」と呼んでいる。
三井からは「徳男」不良仲間からは「徳ちゃん」と呼ばれる。
不良グループから抜けた三井を、自作の「炎の男 三っちゃん」という旗まで作り健気に応援する男。
「歴史に名を刻め〜〜〜お前等!!はい!」
という変な応援まで作った。
関係性がわかると面白い
全員覚えてほしいけど、スタメンの人物像と関係性がわかるだけでも解像度が上がるはず!
そして、映画を観てスラダンが好きになったら、ここに挙げた以外のバスケ部メンバーや他校のバスケ部員、流川親衛隊、チエコスポーツのおっさんなど、魅力あふれる脇役達を覚えてね。
湘北に負けない濃いキャラたくさんいます。
スラムダンク、楽しんでくださいね。
最後にめちゃくちゃ個性的で面白い、赤木の同級生とライバルを載せておきます
そして映画を観た後は、ネタバレ有りの
スラダン感想を読んでくれると嬉しいな。