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SLAM DUNKの事何も知らん人と映画を観たよ
登場人物をサラッと紹介して、新装版の14巻、安西先生の過去と流川の野望、花道が合宿シュートの特訓をするエピソードをチラッと読ませただけの状態でスラダンミリしらおじさんと一緒に映画を観たよ。
ほぼ何も知らん状態の人に「THE FIRST SLAM DUNK」は刺さるのでしょうか?
一緒に観たミリしらの人の映画的情報
トップガンマーヴェリックめちゃくちゃ面白かった!
漫画は今は全然読まない
アニメも観ないけど子供の頃はガンダムは観ていた(ファーストガンダム世代)
エヴァは頑張って多少観たけど難解すぎて挫折(プロフェッショナルを観てクセの強いクリエイターとしての庵野監督は好きになった)
新海誠作品はちょっと観てみたけど時空を行き来する作品がもしかしたら苦手なのかもしれない。BACK TO THE FUTUREは好きなのに何故だろう。
トップガンマーヴェリックが好きなら大丈夫だな!!!!(雑判定)
宮城リョータの前情報はそんなに必要では無い
主人公の情報って、漫画だと最初の方に殆ど載ってる。
ということはリョーちんの情報って映画で説明してくれるし、今回この人が主人公だけど原作のほうの主人公はこっちの赤坊主だよ。という説明だけで済ませても良いかなという判断をしました。
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ふせんだらけの漫画本を手渡され
「なにこれ…」
とドン引きするミリしらおじさん。
映画開始まで1時間ちょっと!
ご飯を食べながらどこまで情報が入るんだ?
そしてその付け焼き刃の状態で映画を観て楽しいのか?
いや、絶対楽しいに決まってらぁ!
楽しくなかったら慰謝料を払っても良いぜ。
「漫画を読むの久しぶりかも」
そこからか!!!!!!
そうだよなそうだよな。オタクに漫画を勧めるのとは違うんだった。
そこを忘れていたよ。周りに何かしらのオタクしか居ないから!
おじさんめちゃくちゃ読んでくれてるじゃん…嬉しい…絵は気に入ったようだ。
でもあれだな…
読むの遅いな…
オタクじゃない人の読書スピードを加味するのを忘れていた…。
だけど、めちゃくちゃ頑張って読んでくれているし、この巻の何かしらのエピソードを頭に入れておくだけでも、湘北の誰かの事を知っておけば全然違うから。おじさんのペースに任せよう。焦りは禁物だからね。この巻でもそこが一番重要な気がする。焦らず頑張った奴が次のステージに行けるんだもんね安西先生。
桜木花道を残して部員たちが合宿に行き、安西先生と花道が体育館に残るところで時間切れ!
「まあ、要するに花道はシュートの種類が無理矢理ダンク決める以外は一種類しかできないくらいのど素人だから、安西先生と一緒にこの後特訓したんだよ」
「なるほどー」
湘北の部員達と同じ「桜木はなんか安西先生と一緒に猛特訓したらしい。内容はわからんが」という状態のまま映画を観ることに。
後から思ったけどこれめちゃくちゃ良い状態では?
「なんか知らんがド素人がインターハイのスタメンに混じっている」
という、スラダンの観客席のおじさん状態になれたんだ。
その証拠に、最初のうちはゴソゴソしていたのに途中からめちゃくちゃ静かになって
「寝てる…?」
とさりげなく隣を確認したけど寝てなかった。
普通に集中して観てるだけだった。
ど、どうだった…?
「なんか…凄かったあ」
「ゴールのネットとかボードが揺れるのすごいね!」
「泣くのもわかる」
「音楽鳴る所と何もならない所の緩急が良かった。」
「全部わかった上でもう一回くらい観たい」
それよー!
今回時間の都合で普通のフォーマットで観たけど、音楽と静寂部分が気に入ったのなら音が良いスクリーンで見せたかったな。
もう一回行けたら良いな。
ミリしらだと分かりづらいから教えてあげた方が良いかもしれない点
「同じような髪型の子が二人いたから最初よくわからなかった」
これ、Twitterでも同じ事言ってる人いたな。
流川とみっちゃんの見分けがつかないらしい。どっちも最初あんまり動き良くないし、それでかな?顔で判断しないで背番号で区別するよう教えてあげたら良いかも。
ロン毛と、リョータに団地近くのバスケコートで絡んできた上級生とみっちゃんが同一人物だと途中までわからなかった
これもよく見る意見。
でもこれ、実は最後までわからなくても問題無いようにストーリーを作ってあるんだよね。
わかったほうがもちろん面白いのだけど、今回の主人公はリョータ。リョータが湘南に引っ越してきてなかなか馴染めず、うまくいかなくて色々衝突があったというエピソードの一つとして伝われば大丈夫なので。
全部伝わった方が良いけど、伝わらなくても良い部分は削ぎ落とさないと映画はどんどん長くなり、そして退屈させる時間も長くなる。
みっちゃんは膝に爆弾を抱えて一度挫折した
劣等感と孤独感から二年間グレていた。
リョータと過去何かあったっぽいけどよくわからん
3Pめちゃくちゃ得意みたいだけどスタミナが全然無いな
これのうち、観客席(映画館)に居るスラムダンク(湘北)をよく知らない人と山王の選手にとって重要なのって4番。
他の事は湘北チーム内でしか重要ではない。
全然知らなくても楽しめる作品でした
試合部分をリアルに作ってあるから、リョータ以外の人物の背景がよくわからなくても楽しめる作品になっているんだなと実感。
気になったら2回目観たら良いもんね。
おじさん、私に付き合ってよく知らない漫画の映画を観てくれてありがとう!
作品を元々好きな人とばかり話しているとどうしても理屈っぽいオタクの会話になってしまうけど、たまには全然作品を知らん人と観るのも良いよね。
その後…
技術的な面が気になったおじさんに、3DCGアニメの奥深さを語りました。
ただモーションキャプチャで作ったモデルに絵を貼り付けるだけではこのようなリアル感は出なかった…という話を、ウルトラマンが片手を突き出して飛ぶ有名なシーンの撮り方や、スポーツしている時の衣服のフワッと感はモーションキャプチャで人体をモデリングしている時点では加味されていない(後から人間の手で調整しないといけない)というのを交えながら説明。
その時おじさんから返ってきた言葉がこちら。
「そっか、ツルツルの裸ん坊のドラえもんがバスケしてるわけじゃないもんね」
そうね…その例え、今度誰かに説明する時に使わせてもらうね。
まあ、丸が繋がってるだけのドラえもんはドラえもんで3DCGアニメにするのめちゃくちゃ大変そうだけどね。その事を説明しようとするとめちゃくちゃ長くなるからしないけど