私にもしものことがあったら、子どもたちは自分が愛されていたと感じることができるのかな…?
結婚してもうすぐ10年。私には夫と8歳の長男ひーくん、5歳の長女さーちゃんがいる。還暦を控えた両親は共に健在で、今日も家族そろって何でもない、だけどとってもあたたかくて幸せなひとときを過ごした。
私は、小さい頃から「このまま死んでしまうんじゃないか?」と考える瞬間がときどき訪れる。
家族でおばあちゃんのところへ行った帰り道、この車が途中で事故を起こしたら死んじゃうのなな…。もし大きな地震が起こったら、もし電車が衝突したら…。いつもいつもというわけではないのだけど、そんな風に考えることがある。
昔は死を想像して、怖くて悲しい気持ちになっておしまい。という感じだったけれと、子どもたちの母となったいま「もし、私にもしものことがあったら子どもたちはどうするだろう?」と思うようになった。そして、まだ10歳に満たない子どもたちは、自分たちがどれだけ愛されていたのかを忘れてしまうかもしれない。私がこんなに大好きな気持ちを持っていることが埋もれてしまうかもしれない。それは絶対にイヤだ!と強く思った。
だから、noteに子どもたちへのラブレターというか、日々愛おしいなと感じたことを残しておこうと決めた。
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また、もうひとつnoteを残しておきたい理由がある。それは、乳がん闘病の末に亡くなった、小林麻央さんが残した言葉がとても影響している。
「人の死は、病気であるかにかかわらず、いつ訪れるか分かりません。例えば、私が今死んだら、人はどう思うでしょうか。
『まだ34歳の若さで、可哀想に』
『小さな子供を残して、可哀想に』
でしょうか??
私は、そんなふうには思われたくありません。なぜなら、病気になったことが私の人生を代表する出来事ではないからです。私の人生は、夢を叶え、時に苦しみもがき、愛する人に出会い、2人の宝物を授かり、家族に愛され、愛した、色どり豊かな人生だからです」
もし私が、思いがけないことで突然にいなくなったら、きっと多くの人は私のことを可哀想、子どもたちや家族のことも、なんて可哀想に…と思うだろう。
でも、小林麻央さんがおっしゃったように、私の人生は、夫と子どもたちに出会えて本当に幸せで、すごくすごく充実した日々を過ごしていたのだから、決して可哀想だけで終わらせてほしくない!と思ったのだ。
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なんだか少し重く感じた方もいらっしゃるかもしれないが、マイナスにしないためにはじめたこのnoteは、子どもたちや夫、そして両親やペットなど大切な人の愛おしいことを日々綴ることが、私の幸せな時間になっている。
あぁ、なんてかわいいんだろう!
あぁ、なんて愛されてきたんだろう。
noteに綴らなければ、なんとなく見過ごしてしまいそうな出来事が、改めて愛おしいと感じられるようになった。
大切な人への愛おしさが、読んでくださるあなたに、何かの気づきやあたたかさをもたらすことができたらとてもうれしい。
さぁ、明日はどんな幸せに気づくかな。
2020.02.09 ひさまま