ハリキリウォークPhotoDiary③〜出光美術館で「物、ものを呼ぶ」観覧〜
出光美術館(東京・丸の内)が今年12月をもって暫く休館になるという。
それを小耳に挟んで興味が湧き、10月最初の日曜日、休館ぎりぎりになって初めて訪れてみた。もちろんウォーキングで(9km弱)!!
休館間近の出光美術館は混んでいた
世界一展覧会好きと言われる日本人。休館間近の出光美術館も混んでいました。「12月で休館」というフレコミがなければ、こんなに混んではないと思いますが。
それでも日本人が大好きな印象派の画家たちやフェルメール、ピカソ、シャガールなどに比べたら、立ち止まってゆっくり鑑賞できます。
以前、フェルメールの展覧会に行った時は、もともとフェルメールの絵って小さいのに、人だかり過ぎて…所在確認程度しかできなかった。
ちなみに出光美術館のロビーからは皇居を一望することができます。鑑賞後、ソファに座り皇居を眺めながらゆっくりと展覧会の余韻に浸るのもいい。もっと早くに出光美術館の存在を知っていれば…。勉強不足でした。
改装後も美術館のロビーからこの景色が見られるといいですね。
(考えたら竹橋の近代美術館からはこの反対の景色が見えるのかな?)
「物、ものを呼ぶ ー 伴大納言絵巻から若冲へ」
“国宝”と言われると、「見とかないと!! 」と典型的日本人の私。
今回の展覧会では、出光美術館所蔵の国宝「伴大納言絵巻(平安時代)」と「古筆手鑑『見努世友』(奈良〜室町時代)」が一度に見られ、また有名な酒井抱一や伊藤若冲の作品も展示されます(会期は10月20日(日)まで)。
書はあまりよく分かりませんが、見どころのある作品が多く、「見に来てよかった」と思いました。
あくまで私感ですが、ベスト3は以下。必見です。
「十二ヶ月花鳥図」酒井抱一
「鳥獣花木図屏風」伊藤若冲
「江戸名所図屏風」(江戸時代)
酒井抱一の「風神雷神図屏風」もありましたが、個人的には少し雑な感じがして…、もちろん国宝「伴大納言絵巻(平安時代)」も素晴らしかったです。これはもっとじっくり見たかった感じかな。
また「十王地獄図」が2幅とも展示されていて人気でした。地獄図って、恐ろしいけれど個々の描写が細かく、痛々しくもどこか滑稽で、見入っちゃいます。
会期終了まであと10日足らず。すばらしい所蔵品の数々が展示されているので、休館前にぜひ来館して、本物に浸ってみてはいかがでしょう。
紀尾井町ホールまで3.3kmを歩く
人間続けていると、はじめは苦だったものが、そうでもなくなってくる。
歩いて40分〜50分。以前なら「電車」を選んでいたとこですが、今や3キロぐらいなら大した事ない、時間もあるし…ということで、次の目的地、紀尾井町ホールまで歩くことに。
途中、国会議事堂を抜けて行ったのですが、銀杏の実がたくさん落ちていて、臭いけれど、中の実は美味しいんだよなあと…銀杏拾いをしたくなりました。
日曜日の議事堂周辺は人もまばらで、銀杏拾いにはうってつけ。踏まれて(自分もふんじゃってるけど)潰れた銀杏たち。居酒屋に並べば、何百円単位で提供される高級品。
うちの父がまだ足腰が健常なころは、母と一緒に絵を習いに行った写生会で、絵を描かずに終日銀杏を拾って、絵の仲間やご近所、私にも分けてくれていましたが、そのまま放おっておくのももったいないし、次の休みには「銀杏拾いウォーキング」でもしようかな。
紀尾井町ホールへ早く着きすぎ、時間があったのでなにかお昼でも…と周辺を探しましたが、このあたりのこと知らない。とりあえず四谷駅まで歩いてみたが食べたいものも見つからず、駅のスタバでラテ買って、またウロウロ歩いて戻ってみました。
駅近くの「聖イグナチオ協会」が日曜のミサなのかな? すごくたくさんの人で賑わっていました(ちょうど終わって帰る頃みたいでした)。
しかし考えたら、四谷って…ほぼ新宿。2〜3年前、自宅から新宿まで歩いてみた時は、しんどくて「無理」と思ったものですが、人間、慣れると、本当にそれほどでもなくなるもの。今なら、新宿までウォーキングもいけると思う。往復は無理だけれど。
フルマラソンする人って、こんなレベルじゃないんだから、すごいなあ…。
と謎の感心をしつつ、紀尾井町ホールでの用事が済んだあとは、半蔵門の駅から帰途についたのでした。
今回は、PhotoDiaryといいつつ2箇所でしか写真撮ってなかった(反省)。
#健康ウォーキング #ウォーキング #出光美術館 #伊藤若冲 #酒井抱一 #物 、ものを呼ぶ #出光美術館休館
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