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89歳、父の毎日

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89の父が独居でがんばる毎日を応援す娘(フルタイム有職)が綴ります
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2021年8月の記事一覧

自分の一部 ー 私の仕事はどこへ

ヘルパーさんの話。
父:そういう人いらないだろう。何でも自分でできる。
私:ええ!料理できないよね?ごはんどうするつもり?
父:…(沈黙。お前がいるだろう、の目線)
そうか、私がお父さんの一部なのね。(仕事があるのよ、お父さん)

気に入らない

土曜日で、ヘルパーさんはいないため、私が父の家と自宅を行ったり来たりする。
朝ご飯がおわったころに、洗濯物を干しに行き、午前中に掃除をしている合間に10時にはお茶を入れ、12時前にお昼を出し、父が昼寝している間私は買い物に3時にはまたお茶とお菓子を出し、エアコンの効きが悪いのでエアコンの掃除をする。忙しくしていると、あまり文句も言わずダイニングで何か食べ物が出てくるのを待っている様子。16時過ぎに

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デイに行かないのは…

ヘルパーさんと相性があわないのか、デイに行かないとかこまごまと騒ぎが起こる。結局、このヘルパーさんは辞めてしまう。「どうしてデイに行かないの?」と父に尋ねると、「あんな人がいるのに出かけられるわけないだろう」との返事。そうか、大事な自分の城を守っていたんだね。

「お風呂に入らないのはどうして?」は、「客がいるのに風呂には入れない」。お父さんのお風呂のヘルパーさんだよ~

ヘルパーさんのヘルプ2

出社している最中に、ヘルパーさんからLINE電話があるが、気づかなかった。これからは固定電話からも連絡してもらうようお願いする。どうもデイに行きたくない模様。行きたくなければ休みでもいいと、ヘルパーさんにお願いしたいお仕事をまとめた紙を冷蔵庫に貼ってあるのに、読んでくれないのか、覚えてくれないのか…。お人柄がいいので、毎日毎回同じ食べ物を出してしまうお料理の力量と認知症の疑いが惜しい。(いや、私の

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ヘルパーさんのヘルプ

ヘルパーさんがいらしてくださるので、朝ご飯と10時のお茶を出して、11時にヘルパーさんに引継ぎ。ヘルパーさんのおかずの数が足りないのと、肉魚の主菜がないので、できるだけ低たんぱくにならないように主菜をお願いしたところ、「では、好物の刺身にしたいので、買ってきてください」と言われ、私が買い物に。ヘルパーさんにお願いするには家族のヘルプがいる。

認知症じゃなくて

水頭症でシャントを入れているため、定例の脳外科で診察日。年齢的に認知症の薬がいるのでは?と尋ねたところ、医師から日常生活について質問。孫たちの転居などお話したところ、「そうか、(ひとりと)どちらの生活がいいのかな?」と先生にたずねられ、「これ(私)といっしょのほうが気楽でいい」とこたえる。そのほか、日ごろ午後にデイケアに行っていることなどをお話し、午前中に行くと3時ごろにお酒をのみたくなってしまい

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