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仕事が食うから、おいしい生活

わかめの時期だけ働いていたやさしいご夫婦とその友達のファンキーおじいちゃん(見た目は大人しそうだけど、言葉はなかなかファンキーさがある)は、わかめが終わったあとも稚貝の仕込み作業を一緒にやってくれてて、70代人口が増えました。

私は、ますますみんなの孫なのかもしれない。

ご夫婦の奥さんはごはんを食べてるか気にしてくれて、たまにおかずやおやつを渡してくれる。

今日の朝、雇い主さんたちと沖作業に行ってて戻ってからコーヒー飲んでたら、奥さんが出勤してきて、「ひさちゃん、朝ごはん食べた?」とのこと。

「ごはん食べてから家を出たけど、いまワッフル食べてる」って言ったら、おいしそうな手づくりぼた餅をくれた。

昨日の夜に炊いた餅米でつくったあんこにきな粉のぼた餅。どっちも甘さ控えめ具合が最高においしい。

こんなことなら、ワッフル食べなきゃよかったかなあ。まんぷく。

お昼休みのあとは「みかんあるから食べて」と声をかけてくれたんだけど、でっかい黄色のものが置いてあった。
たぶんザボン的なやつだから、みかんじゃないよなあ。

においをかいだら、すーっとしたさわやかな香り。柑橘だから当たり前か。

お昼ごはんには、働きはじめてからずっと一緒に働いてる大ベテランのおばあちゃんからお弁当をもらう。
気付いたら、ごはんをはんぶんこするようになってたやつ。

一服休憩にでてきた漬物も合わせて、なんてまんぷくな昼ごはん。
すばらしすぎじゃないの。

午後はまた沖へ。
稚貝を挟んだロープを吊るしてからドライブ船に合流したら、牡蠣をもう1回水揚げ。陸上に戻ったら定時をちょっとだけ過ぎてて、みんなもう帰っちゃってた。

テーブルにはおにぎりにチョコパン、バナナとコーヒーが置かれててほっこり。


みんなのやさしさに感謝しながら、ごはんを食べてる日々。
"仕事が食う"んだから、いっぱい食べんとね。

明日の朝は、ザボンとバナナとおにぎりからスタートかな。


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