たくさんの人に、知ってほしいこと
今日で大震災から8年。
穏やかな晴天の1日であってほしいと思っていたけど、あいにくの雨。
暴風波浪警報まで出ちゃってて、穏やかさと正反対だった。
やはり今年も震災関係のテレビを観て、涙が出てしまった。
そして、毎年岩手日報の新聞広告を読んで心がギュッとなる。
広告のひとつに、陸前高田にボランティアにきたご遺体の修復士の方とご遺族の話が書いてあった。
当たり前の生活が突然なくなる、ということ。
「あのときこうしていればよかった…」という後悔は、時間が経っても重くのしかかっている場合もある。
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仕事中に、「今日が雨予報だったから、昨日みんなで墓参りに行ってきた」という話をちらっと聞いた。
昨日は暖かくて晴れ。墓参りにはいい日だったに違いない。
その人から亡くなった家族の話を聞くことはないんだけど、命日にあたる今日になると毎年そういう話がちらっと出てくる。
「人はいなくなってからのほうが、時間が進むのが早いのかもね」的なことを七回忌に当たる年に話していた。
普段は普通にしていても、ふとした瞬間や節目にあたる日はどういう感情になっているのか。それを読みとるのは難しい。
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3月11日はたくさんの人たちの思いが、交差する日。
思い出してほしい、と。
思い出したくない、と。
人によって気持ちはさまざまだ。
でも、被災を経験していない人たちには思い出してほしい。
8年前の今日、どういうことがあったのかを。
そう思ったときに、私のゼミが陸前高田に関わるきっかけになった、"聞き書き"と呼ばれるボランティアのことを思い出した。
被災3県に住む被災地域の方々に生まれ育った場所のことや震災当時や避難所でのことを話してもらって、文字に起こしたもの。
私は関われなかったけど、ゼミの同期や先輩たちのこの活動のおかげで陸前高田に縁ができて、いまの自分につながった。
たくさんの人たちに被災した方々の経験談を読んでほしいなと思ったので、このnoteに置いておこうと思います。
全然言葉がまとまらないので、今日はここまで。