劇場版きんいろモザイクThank you!!を観てきました。
きらら系アニメの中でも有名作のうちの1つ、「きんモザ」シリーズの完結版となるアニメ映画、劇場版きんいろモザイクThank you!!を観てきました。
アニメをずっと追いかけてきた身として、原作の最後までアニメでしっかり描いてくれるのが嬉しかったです。
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ネタバレありで感想を書いていきたいと思います。
高校3年生の修学旅行から進路選択、大学受験、卒業式とたくさんの大きな節目はありますが、忍たちにとってはあくまでも「日常」。親友たちと一緒に一つ一つを楽しんで、乗り越えて、また新しい思い出をつくっていこう、という希望に満ちたお話でした。
それぞれのキャラクターも高校生活の中で少しずつ成長しているのが感じられました。カレンがアリスについていくのをやめたり、忍が英語を本気で勉強したり。前回の劇場版(Pretty days)のときも思ったけど、普段ボケ役を務める忍が本気出してるのをみると感動しちゃうなあ。
綾が自分の気持に素直になって陽子の手を握るシーンも良かったですね。ああいうことが普通の日の昼休みに起きるっていうのがリアルだ。日常系って感じ。
卒業式のシーンも当然ながら感動した。カレンがちゃんと制服着てる!!そういうところはさすがお嬢様って感じか。
あと、音楽とがとても良かった。エンディングテーマの「Thank you for your smile」は事前に聴き込んでいたのですが、エンディングで流れるとやっぱり涙腺に来た。
この曲、今までのシリーズ主題歌タイトルや、メインキャラクターの名前から歌詞を拾っています。他にもアニメの中での忍とアリスのやりとりが思い起こされるような歌詞が散りばめられています。私はこの曲は特にアリス目線の曲だと思っているのですが、本当に幸せな時間を過ごせてよかったねえという気持ちで一杯になります。メロディもいいですねえ。
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あとは気づいたことを色々と。
忍ママがアリスマムとビデオ通話。忍とアリスはエアメールで文通をしていたというのに…笑
2次試験のタイミングで試験問題のカットがあって問題の内容が気になってしまった。マーク式の設問だったし女子大は私立か。ということはセンター利用を視野に入れてセンターも受けたのか…。そしてもう「センター試験」は過去のものなんだなあ…(遠い目)
舞台挨拶で西さんが金髪のかつらを投げ上げてましたが、映画内でありましたね。
エンディングの後にエルガーの「威風堂々」をBGMに4分割の画面で過去シリーズのシーン集が流れていました。いろんな楽しい思い出があったねえという感傷に浸りました。
「威風堂々」の歌唱はRhodanthe*らしいけど明らかに男声(それもめちゃくちゃ声楽的な)が聞こえた。パンフでキャストを確認するとおそらく東混。プロじゃん!
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雑多な感じですが、まとめとしては、とっても楽しい映画でした。
パンフレットで名和監督が述べているように、あくまでも日常を描きながら、その尊さをしっかりと感じられました。ギャグパートも平常運転でいつもの感じ!という安心感がありました。
儚いような青春ではありますが、忍たちならきっとこれからもみんなで仲良くいろんな思い出をつくっていくんだろうなということが感じられ、寂しい気持ちもありつつも清々しい気分で観終えることができました。
劇場で観てよかったです。きんいろの日々よ永遠なれ!