最悪のシナリオはそんなに最悪でもない
出世や起業などキャリアアップしていくなかでどんどん責任は大きくなってくる。その中で自分が大失敗したり、自分のことだけでなく部下の失敗を自分ごととしてリカバリーしないといけないことも多くなってきた。責任が大きくなればなるほど、失敗の大きさもどんどん大きくなり、究極的な話では会社経営なんかやってたりすると破産するんじゃないかと思うことが日常的にある。
ただリスクを取らないとリターンは得られないので、自分が許容出来るリスクはどんどん取る。もちろんいつもうまくいくわけではないし、むしろ失敗の方が多い。
僕も父親がサラリーマンで母親が専業主婦というごく普通の中流家庭で育ってきたので、過酷な環境に慣れてはいないし、超人にもなれないし、自分のキャパを超える大変なことが起きればやっぱり凹んで落ち込むこともある。
それでもすぐにメンタルを瞬時に戻せるようになったのは、リスクを取る際や何か問題が起きた時に、考えうる最悪のシナリオを想像して
「うん、その程度か、なんとかなるな」
と楽観的に受け止めるようになったから。よく何かに落ち込んだり凹んだりした時に、なんで落ち込んでるんだっけ、その失敗による最悪の結果ってなんだっけと考えてみると実は大したことがなく、余裕で受け止めきれるような結果だったりするので、じゃあどうやってリカバリーしようかと考えられるようにもなった。
大抵のことは漠然とした不安を自分で勝手に大きな怪物に育ててしまっただけなので、きちんとその正体を暴いていけば、最悪のシナリオは全然最悪でもなんでもなかったりするんですよね。