スケボーでカルチャーを知る

今日は朝からEテレでスケートボード男子を観戦した。

正直、技の難易度や明確なルールまでは分からないまま観戦したけれど、堀米選手のやりきった顔や瀬尻さんの解説から、すごい事をやっているんだってことを感じ取ることが出来て、とても楽しかった。そしてテレビの前だけど、技を見守る緊張感で勝手にちょっと疲れた。

解説の瀬尻さんが「スケボーが五輪種目に決まってから競技人口が増えた。これからもっと認知度が上がっていくと思う。」という話をしていて、その通りだな。堀米選手の金メダルを機にもっと認知度が高まるといいなと思った。

スケボー=チャラい若者というイメージがあって、学生時代スケボーの板を背負って通学している人をみると「チャラいな〜」なんて思っていた。だけど、気づいたら弟がスケーター(趣味の範囲だけど)になっていて、スケボー事情を聞くうちに、日本にも世界で活躍する凄いスケーターがいることや、日本でも認知度を高め練習環境を整えるため、沢山の若者が奔走していることを知った。

スポーツや文化をはじめ、ライフスタイルや働き方、言葉遣いや食事。様々なことに通づるけれど、新たな習慣や環境が取り入れられていく過程にはいくつものハードルがあると思う。たまたまコロナウイルスという未知のウイルスが広がった影響で、ライフスタイルや働き方はこの1年半で大きく変わったけれど、今日の堀米選手の金メダルや、そもそもスケボーが五輪種目に入ったことで、スケートボードというスポーツが日本をはじめ、世界に認知される大きな一歩になったのではないかと思う。そう考えると、スポーツ選手って素晴らしい職業だなと思うのと同時に、世界を変える存在になるまでには計り知れない大変さがあるのだろうと思った。

そう言えば昔、剣道部の友達が武士道シックスティーンって本に大ハマりして、オススメされたな。読まずじまいになっちゃったけど。柔道も畳の上の作法とか色々あるんだろう。スケボーはコンテストもそうだけど、そこからストリートにも興味を持ってもらいたいという話を聞いて、どんなスポーツや芸術にも必ず背景があって、その背景が生まれた国のカルチャーやお国柄に影響しているんだろうな〜なんて勝手に想像するだけで、面白いななんて思ったり。調べてみたくなった。

にわかでルールすらよく分かっていない私が語るのもおかしな話だけど、とにかく堀米選手おめでとうございます!感動をありがとうございました!

そして瀬尻さんの分かりやすい且つ親しみやすい解説、きっと凄く勉強されたんだろうなというフジの倉田アナの実況、それから柔道松本薫さんのユーモア溢れるスタジオトーク全部引っくるめて、とても楽しかった。それにしても松本薫さんのバイタリティ凄い。柔道一筋で、その道を極めつつ、他の競技への造詣もある。教養って人生を豊かにするんだなって改めて思った。

東京五輪、色々な意見があるけど、開催されたからにはテレビで選手たちを応援したいと思います。寝不足にならないようにしなくちゃ。

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