荻野さん、それを言っちゃあ

 なになに、「賢い女は敬遠される。男の出番がないからだ」!?

  そう、男とは女に血迷うものなのである。いい女を求めて夜を徘徊し、親が説教しようと世間が非難しようと、女を抱きたい一心であれこれ悩むものなのである。

  男は、女の役に立ちたいのである。(70〜71頁)

荻野文子『ヘタな人生論より徒然草』

 そこまで言うか、マドンナ先生(荻野文子)。反論したいのはやまやまなれど、『徒然草』を質にとっての説諭とくるからたちが悪い。くやしい。マドンナ先生。それを言っちゃあ、お終いよ。 

 「つきあう」の章。友にしてはいけない七種類のタイプ。

 「勇猛な人」は、敵にまわすと怖いから、言葉を選んでつき合うことになる。もしくは、真の味方と見込まれて、正義感につき合わされ、危険な闘争に巻き込まれるかもしれない。(64頁)

荻野文子『ヘタな人生論より徒然草』

  アホな放言を繰り返す日本の政治家にじっくり読ませたい本だよ。もっとも、彼らに理解力があるかどうかが問題だが。(2003.07.21)

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