古参勢が語る、『ゲームウマ娘』との付き合い方
プレイヤーID、ゲームウマ娘でいうところの「トレーナーID」。現在12ケタだそうですが、これはリリース年の2021年7月のアプデ以降にゲームを始めた人が対象だそう。それ以前に始めた人は9ケタで、燦然と輝く(?)古参の証となるようです。
ゲームウマ娘はゲーム以外、すなわちライブやアニメその他もろもろと比べ圧倒的に炎上した回数が多いという認識です。中にはユーザーが大量離脱したと噂されるレベルの炎上もあります。そんな逆風の中にあっても、毎日ウマ娘育成に勤しむ9ケタトレーナーは猛者中の猛者、と言わざるを得ません。
そんなわけで、トレーナーID9ケタの最古参に位置付けられる私が、自分なりに思う「ゲームウマ娘との付き合い方」を語れればなと思います。
①対人戦を意識しない
ゲームウマ娘が引き起こしてきた数々の炎上の中で、最も長く燃え続けているのがこの対人戦と言ってよいでしょう。特にリリース後比較的すぐ始まり、今も続く「チャンピオンズミーティング」は、ずっと燻っていると言っても過言ではありません。
現在開催されている対人戦は、以下の二つです。
「チャンピオンズミーティング(チャンミ)」
「リーグオブヒーローズ(リグヒ)」
私の提案は、ゲームウマ娘、ひいてはウマ娘というコンテンツを嫌いにならずに末長く付き合っていきたいなら、対人戦をある程度諦めろ、というものです。
これは後の話にもつながってきますが、対人戦環境に追いつき追い越せとやるためには、課金しまくってサポカを引きまくらないといけませんし、適性Sや因子がいいのを育成できるまでひたすら試行回数を重ねなければなりません。金銭的と時間的、両方のリソースをゴリゴリ削られることになります。普通の社会人であれば、一つのコンテンツにそこまでリソースを割くことは実質不可能ですし、メンタルの安定的にも、一本足打法は非常に危険です。他の趣味にも軸足を置くのが無難です。
対人戦で勝つことによって、確かに誰かより育成が上手いなどの快感を得ることはできると思いますが、どれだけいいウマ娘を育成しても運の差で負けることもある(ようにできている)し、常勝するためにはどうすればいいか、などと考え始めるとキリがありません。加えて私は、他のゲームでも対人戦が嫌いなこともあって、まずこの二大対人イベントを諦めることを決めました。
諦めるとは、参加はするが勝ちは求めない、ということ。私は競技場の評価点更新という、いわば過去の自分に向き合うことに重きを置いているので、競技場に出しているウマ娘たちが現時点で最強ということになります。なのでチャンミやリグヒが始まったら、芝/ダートの別と距離だけ確認して、それに合った競技場のウマ娘をピックアップして出場させます。これといって特別なことはしません。リグヒの最終ラウンド、いわゆる96傑に選出されるのは至難の業ですし、チャンミにしてもグレードリーグ出場しか道がないわけですが、決勝ラウンドに進めればOKという気持ちでいます。これまでチャンミの決勝進出を何度か逃したことはありますが、Bクラスの決勝であれば基本的に決勝には行けています。決勝の順位は知らん。
決勝に行くことをゆる目標に設定しているのは、ジュエルのもらえる量が全く変わってくるからです。ちょうど次のチャンミから、オープンリーグのランク制限が大幅に引き上げられるようなので、オープンで決勝に行くことくらいを目標に、普段の育成をそこそこ頑張ってみるというのはいかがでしょうか。
②ある程度はキャラゲーと考える
は?ウマ娘はキャラゲーだろ と思ったそこのあなた、それは正しい考え方です。本当はキャラゲーだけではないのですが、かわいい、かっこいい、推せると思ったキャラをガチャで引く、そして育成しながらキャラストを見て楽しむ。それが一番健全な付き合い方だと思います。もちろん「この子は成長率が変なところにあるからな〜」という理由であんまり育成しないことは正直に言ってままありますが、基本はキャラストを見て味わうプレイスタイルを貫いています。記事画像にもなっていますが、最近ではデュランダルがとてもかわいくてよかったです。
③ジュエルを貯めすぎない
②にも関連しますが、どうしても欲しい、推しのキャラが実装されるからそれまで貯め続けるという人がいます。それ自体を止めるつもりはありませんし、無償ジュエルだけで天井してでも引いてやるという覚悟は素晴らしいのですが、私は特定のキャラを推している(例えば、アヤベさん、カフェ、ネオユニ)だけでなく、ウマ娘全体を箱推ししている面もあるので、推しでなくてもピンと来る要素があれば軽率にガチャを引くようにしています。推しは後からでもいくらでも増えるのです。その時にお迎えできればそれでよし、出なくても諦めるスタイル。そのため、貯めるという概念がほとんどありません。天井できるくらいまで貯めるならまだしも、ウン十連分貯めるくらいであれば、ビビッと来た時に適当に引いてもお迎えできる確率はそう変わらないだろうと思っています。とはいえ、貯めた方が気持ちが楽になる説もあるにはあるのですが。
ちなみにサポカのためにジュエルを貯めるのはおすすめしません。分かっておられる方が大半と思いますが、SSRのサポカを引いた分だけで完凸にするには5回出さないといけませんので、難易度がキャラの時とは大違いです。私は強いと評判になったサポカのピックアップの時に1、2枚確保できれば、あとは虹結晶でのんびり凸を進められればいいか、という気持ちで構えています。
④困ったらすぐ攻略を見る
基本的にウマ娘の育成において、ある程度のセオリーはあれど、絶対的な正解はありません。これが育成を面白くしているポイントだと思いますが、同時にエンジョイ勢を戸惑わせている要因でもあるのです。真のゲーム好きはそこから自分なりの上手くいく方法を試行錯誤の末に見出すことに楽しみを覚えるのでしょうが、その段階でそこまで苦労するなんてしんどくてやってられない人もまた多いと思います。私もその一人です。仕事で上手くいかない場合、自分なりに原因究明をして試行錯誤しなければ話になりませんが、お金ももらってない(それどころか課金で払ってる)のに時間を割きまくるなんてバカバカしいと思ってしまうのです。
幸いなことに、そういう考えの人が多く需要があるのか、ググるかYouTubeで調べるかすれば、新シナリオが実装されて3日も経つ頃には山ほど攻略記事や攻略動画が投稿されています。もちろんそれらも投稿者の試行錯誤の結果なので、人それぞれ言っていることは違いますが、我慢して何人かの攻略を見て、共通部分を見出せばよいのです。それが限りなく正解に近いので、正直に採用すればOK。最近の育成シナリオは仕様が凝って難しくなった分、サポカ編成や因子の割り振りなどの基礎的な部分は誰の攻略を見てもだいたい同じだったりします。あるいは、見ていてしっくりきた攻略をまるっと参考にするのもありだと思います。いずれにせよ、ここで割り切ってさっさと答えを見るのは、長続きの秘訣の一つではないでしょうか。
⑤やり込み要素はほどほどに
①の繰り返しのようになりますが、ゲーム内コンテンツのそれぞれにどれくらい時間を割くかは自分の余裕とよく相談しないといけませんし、そのうちのいくつかを諦めるのも場合によっては必要だと思います。私の場合、因子周回は諦めました。いい因子が出ればラッキーくらいに考えて、いい因子を出すために何度も育成するのはしんどいからやらないスタイルです。これはもともとソシャゲの周回自体が嫌いということもありますが。
これに限らず、ことゲームに関しては「やらないといけない」という強迫観念はあればあるほど厄介なので、気楽に捉えることが重要と私は考えます。
⑥メディアミックスにも軸足を置く
これはゲームをやっている人であれば大半がすでにそうしているかもしれませんが、ウマ娘はゲームだけではないので、他のコンテンツにも目を向けて、フットワーク軽く動くといい気分転換になると思います。ウマ娘に限った話ではなく、趣味を複数持っておいて、依存先を分散するのがよいという話と似ていますね。せっかく競馬の単なる擬人化にとどまらず、美少女要素だったりライブ要素だったり、人気コンテンツになりうる要素がたくさん詰まっているので、そちらに目を向けるのも一つの手です。
ここまでいろいろと語ってきましたが、どれか一つでも役に立てれば幸いです。
最後に、極論かつこれまでの話はなんだったんだとなりそうですが、ゲームに嫌気が差したらそもそも距離を置くのも一つの手です。その時のゲームの運営方針なり、仕様なりが"not for me now"だっただけで、そのうち変わることを期待してもいいんじゃないかと思います。離脱して、それで二度と戻ってこない可能性もありますが……。