【カナダワーホリ】バスを降ろされスウェーデン人医師と弾丸バンフ二人旅
カルガリーに来たならバスで1時間半くらいのバンフにも行く人が多いと思います。私もせっかくだし行ってみたいと思い、消滅すると言われているコロンビア大氷原をメインにバンフ国立公園とかを巡るツアーを申し込みました。
ただ注釈に10月15日からはコロンビア大氷原に入れないので代わりに別の氷河を見ますと書いてあったので、どっちでもいいから見た事ない景色を味わえたら万歳と思いながら当日集合場所に行きました。
チェックインしようとチケットを見せたのですが、私の名前が無い!!バスガイドに確認してもらうと、なんと私が予約したツアーは天候不良で中止になったらしい!!!
そのバスガイドは私が予約したツアーと同じ旅行会社の別ツアーの人だったので、何も中止の連絡もらってないよ!という事を訴え、ちゃんとツアー料金の返金が受けられる事だけは確認しました。
まあ中止になってしまったのならしょうがないと思っていたところ、そのバスガイド(以下:Guri)がバンフまで連れてってあげるから、そこで降りて自分で観光することはできるよと提案してくれたんです。
バンフには行きたいしな…と思いあまり何も考えず「行きます!」と言ってGuriのツアーバスにご一緒させてもらうことにしました。
なんやかんや湖とか連れてってくれるやろと、舐めた考えをしながら乗ってたのですが、バンフに着いたらちゃんとバスから降ろされました(当たり前すぎる)。夕方6時にピックアップするからと待ち合わせ場所と連絡先を伝えられてGuriツアーご一行とはお別れ。
ツアーで回れると思ってたからバンフのこと何も下調べしてないしどうしようかな〜と思ってたら、その時一緒に降りた男性がいたんです。彼に「これからどうするんですか?私は何のプランもないんです」と聞いたら「自分でバス乗って湖とか行こうと思ってるけど、一緒に行く?」と言ってくれて、急遽彼と二人でセルフツアーすることに決定!!!!!
彼はスウェーデン人のAnders(以下:Anders)。医療従事者で仕事の関係でカルガリーに来ていて、今日は休暇でバンフに観光しに来たらしい。
とりあえず有名なバンフ国立公園を目指そうとビジターセンターでバスを教えてもらい難なく到着。
レイクルイーズ Lake Louise
本当にめっちゃ綺麗。
湖ってこんな青いっけと驚き。だけど近づくと透き通るようにクリアー。
いろんな国から観光客がたくさん来ていて、みんな楽しそうに写真撮ってました。日本人は数人だけど中国韓国ぽいアジア人はめっちゃ多い。私もAndersと一緒に写真を撮り、湖を周遊するトレイルコースをしばらく歩きました。
この日は本当にちょうど良い、晴れすぎず風もない過ごしやすい天気と気温で、Andersとも「最高のコンディションやな!」と言い合ってました。とは言っても地面は雪でめっちゃ滑る。スニーカーとか絶対にやめた方がいいです、レインブーツでも滑ります。
ゆっくりレイクルイーズを見てもう一箇所くらい回れたらと思ったのですが、公共バスは1時間に1本でピックアップ時間にバンフの中心街に戻るには時間が足りない。
結局湖でパンを食べて喋って真っ直ぐバンフに戻ったのですが、これが本当に良かった。短時間ずついくつも回るより、1つの場所をゆっくり見たり歩く方が私は好き。あの綺麗な湖1つ見れただけで大満足です。Andersも自分たちのペースで回れるし、ツアーは他の人に気使うし僕たちのチョイスは正解だったよと言ってて首もげるほど頷いた。
もしバンフに行くならセルフで色んなとこ回るのは結構厳しいと思います。車を用意するか、歩きなら何日か滞在して時間たっぷりで挑むか。
バンフの中心街に戻ってから時間があったのでスタバでお茶。
Andersに「日本に帰ったら何かしたいことはあるの?」と聞かれたので「具体的な計画はないけど、自分の家を自分で建てたいってボンヤリ思ってるよ。」と言ったら、めっちゃいいやん!興味ある!と言って色々聞いてくれたんです。
どんな雰囲気の家なの?
何でできてる家なの?
どれくらいの広さ?
何人くらいで住める家で、そこで何をしたいの?
こんな風に聞いてくれたことで"家を建てたい"という漠然とした夢が、自分はそこでどんな暮らししたくて"家を建てたい"と言ってんのかが少し明確になってきました。
Andersの親戚が似たようなことをしてるらしく、土台はこうやって組み立てたよとか、家の横にサウナ作ったらめっちゃ最高だよとかアドバイスしてくれました。その親戚が創ったお家の写真がウッド調の収まりの良いゲストルームみたいな感じでめっちゃ雰囲気良くて、私の想像もめっちゃ広がりました。
私もこんなの創りたいし創れそう!っていう希望を持てたのが嬉しかったです。
「Andersの夢は何?」と聞いたら、ホリデーに過ごせる別荘みたいなのを充実させたいらしい。すごいお金が必要だけど、そこで家族で過ごしたいんだっていうのを教えてくれて、めっちゃ素敵やん〜って思いました。
スタバでお茶した後Andersが「バンフに連れて行ってくれたGuriに渡すチップが無いからATMに行きたい」と言いました。
そこで私、初めてチップを渡す本当の感覚を体感した気がしました。
カナダに来てから何度もチップを払う機会はあったけど、全てキャッシュレスだからカード決済する時に画面上でチップの金額をポチっと押して支払うのがほとんど。料金に含まれてるtaxみたいで支払ってる感覚がない。
今日はGuriが機転を効かせてくれて(タダで)私たちをバンフに連れてってくれたから楽しむことができて本当に感謝してる。この気持ちをチップという形で表すんだという感覚をAndersに学びました。
帰りのバスではGuriツアーに参加してたトロント在住のご夫婦に、今後行きたいと思ってるナイアガラの滝の情報をたくさん教えてもらいました。
カルガリーに戻ってAndersやGuri、ツアーのみんなにありがとうと伝えてバイバイ。私のバンフ旅は終わりました。
なんか、本当にすごい楽しかった。めっちゃ楽しかった。多分何にもトラブルなくツアーで綺麗にバンフを回っちゃってたら、あんまり思い出に残らなかったと思う。
Andersが急遽一緒に回ってくれて、難しいバスのこととか英語で全部聞いてくれて、たくさん話をしてくれて、私の話もいっぱい聞いてくれて。旅のバディがAndersで本当に良かった。
そして自分のお客じゃないのにバンフに連れてってくれたGuriにも本当感謝だし、Guriツアーの人たちも迎えてくれてすごく温かかった。最高でした。
旅メモ
ホステルを予約するとき私は基本agodaを使ってるのですが、同じ宿でも予約サイトによってマジで値段が全然違う(agodaの回しもんちゃうで)。
だから絶対比較した方がいいし、taxとか追加された最終料金だと高くなったりもするので、行けるとこまで進んでから比べるのがいい。
あと予約サイトって残り2室です!とか、あと何分でこの料金は更新されます!とかめっちゃ煽ってくるけど、嘘です。
特にホステルならベッド数多いから当日でも取れるし延長もできるので、焦って間違った予約とかしないように気を付けましょう。(自戒を込めて)
【レイクルイーズ、バンフの様子】