ホットデスキングの1日
9月14日。今朝保育園に預ける時、5日目にして初めて息子は泣かなかった。少し泣きそうになって、口を「へ」の字にしていたが、耐えた。先生に連れられて部屋に入っていく小さな後ろ姿を見送る。
昨日はリモートワークで自宅から半径1.5キロくらいの範囲で行動したので、今日は気分転換も兼ねてオフィスに行く。1時間弱かけてマンハッタンのミッドタウンにあるオフィスに到着。夏休み明けで久々のオフィスは新鮮に感じる。皆週2回以下の通勤なので、オフィスは空いており、開放感がある。数年前から職場はホットデスキング(固定のデスクを決めず、毎回好きな場所に座れる)制なので、ノートパソコンを持ってオフィス内を転々とする。
初めに座ったのは一階のビデオ編集室。私以外誰もいない。ここで2時間ほど仕事をするも、クーラーが効き過ぎて身体が震えてくる。あまりの寒さにランチは炎天下の外で食べ、午後は職場の内庭にあるテラスで仕事をする。Wi-Fiがないのが難点だが、暖かい陽の光の中で仕事できるのは有難い。外の開放感を求めてこのテラスをミーティングに使うグループも多い。
電源が切れたので、次は職場のラウンジで仕事する。このラウンジはビルの中で最も美しい場所の一つ。空高い天井の広々とした空間の隅に陣取り仕事に取り掛かるも、コンセントに電源が流れていない。仕方なく上のフロアの給湯室兼ラウンジに移動する。
ほぼ誰も入ってこない給湯室兼ラウンジで数時間仕事し、時間になったので子供の迎えのため帰路を急ぐ。4ヶ所でホットデスキングした1日。動くたびに新鮮な気持ちになり、仕事も捗った。色々動き回れる空間があること、内庭があること、そして自由に歩き回れること、に感謝。オフィスに来るもの悪くないな、むしろ積極的に来たいかも、と思った1日だった。