書く食レポ カルボオムライス #1
「あれ?ソースが白い?」
運ばれてきたカルボオムライス。
ソースは白っぽさに
うっすら茶色さを混ぜたような色。
てっきり
ソースはデミグラスと思っていたが、
なんとカルボソースだった!
カルボナーラ+オムライスだから、
スパゲッティ部分もついてくると
勝手に思い込んでいたのだ。
タブレットで注文するときは、
普通のデミグラスオムライス
の写真だったので、
ついついそっちを想像していた。
これはいい意味で期待を裏切ってくれた。
さて、まずは見た目。
白いカルボソースの海に、
ふわっふわの黄色いオムライスが
ぷっかり浮かんでいる。
まるで、海の上に浮かぶ島の様だ。
そして、
黄色い卵はでこぼこと波打っており、
所々白く反射している。
緑色のパセリがアクセントで、
ちょっとした木々を思わせる。
このカルボオムライスを食する時、
普段なら
「ふわっふわの卵が乗っていて、
美味しそう!」
で終わるのだが、
ここまで書けたジブンを
まずは褒めておこう!
グッジョブ、ジブン!
さて、まずは一口目、
スプーンで卵部分とソースを
上から切り込む。
「おお、ご飯は白ごはんか!」
再び、
ご飯は「ケチャップご飯」と
思い込んでいるジブンがいた。
見えないのだから、
想像して食べるのも
楽しみ方の一つなのだな。
味はどうだ?
まずしょっぱさを感じた。
卵?ご飯?ソース?
どれがしょっぱいのか分からなかったので、
まずはソースを掬って確かめる。
「ビンゴ!」
ソースがしょっぱいのだ。
「だから、ここにご飯が
白ご飯たる所以があるのか!」と
勝手に感動した。
白ご飯以外のご飯だと、
味の種類が増えて、
せっかくのシンプルさがなくなる。
そうと分かれば、
食べる時は三位一体のワルツだ。
卵+ご飯+カルボソースを
一緒に食べるのがいい。
二口、三口、と、
どんどん掬って食べていく。
やはりちょうどいい味だ。
ちゃんとカルボオムライスを味わえている。
しかし、食べ進むうちに、
微妙に卵+ご飯と
カルボソースの割合が崩れていく。
若干、ソースが余り気味だ。
なので、そこだけを掬って口に入れる。
最初に食べたしょっぱさ程ではないが、
塩分がちょうどよく感じる。
そして終盤に差し掛かると、
どう食べ切るか悩む。
丸い皿の縁は平になっているので、
上手く掬いきれない。
やむを得ず、
少しお皿の左側をあげて
スプーンを操作した。
「マナー的にはどうなのか?」と思うも
左右見渡しても誰もいないので構わず掬う。
最後の一口か、
もうちょっと食べたい気もするが・・・。
ちょっとした寂しさと一緒に、
小さなカルボオムライスを口に運び
何とか上手く食べ切った。
やはり満腹感は満たされていないのだが、
でっぷりと張り出たお腹を見下ろし
何となく自己嫌悪する。
ここでやめておくが腹八分目だろう。
そしてお腹をスッキリさせるのだ。
これから美味しいものを
まだまだ食べるのだからな。
ごちそうさまでした!
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