見出し画像

「なぜ」を繰り返してはいけない

本日のテーマは

「なぜ」を繰り返してはいけない

です。

皆さんは普段から
「なぜ」という
言葉を使いますでしょうか。

僕は関西人ですので、それこそ

・なんで
・なんでやねん

みたいに多用することが多いのですが、
あなたはいかがですか。

結論からお伝えすると、
「なぜ」を繰り返してはいけない理由は、
相手を怒らせる追い詰める言動だからです。

僕のVoicyを聞いてくださっている
リスナーさんは30~50代が多くて
7割の方が会社員として
お勤めになられているんですよね。

会社では先輩や上司にあたる方が
多いんじゃないかなと思います。

そんなあなたにお伺いしますが、
部下や後輩が仕事について
何らかの報告をしてきたときに
「なぜ」を繰り返し使いがちじゃないですか。

部下:「こういう結果でした」
上司:「なぜ」

部下:「こういうことがありまして」
上司:「なぜ」

部下:「その件についてはこうで」
上司:「なぜ」

という具合ですね。

「なぜなぜ分析」

という分析手法がありまして、、

日本が誇る自動車メーカーの
トヨタ自動車が発案したものなんですが、
これを知ってる人ほど
使ってるんじゃないかなって思います。

気持ちとしては、
その部下・後輩の課題を
解決してあげようという、

どちらかといえば
優しさの気持ちを持って、
「なぜ」という言葉を
使っているのかもしれないですが、

言われた側にとっては
否定されている気持ちになるんですよね。
で、どんどん答えられなくなるんです。

さらに答える報告内容も
事実や分析の結果ではなくて、
その人自身の言い訳になってくる。。

で、それを聞いた後、
言い訳するなって言っちゃって、、

またその部下を追い詰めることに
なってしまってるんじゃないかなって
思うんですけれども、
皆さんそんな経験ありませんでしょうか。

なぜを繰り返すと
物事に関する根本的な原因がわかって、
課題の解決に繋がる
有効な手法になりますよね。

また、世界のトヨタが活用している、
ということも相まって、
全国的にスタンダードになるところまで
広がってきたなと思います。

しかしながら、すべてにおいて
当てはめて考えればいいわけでは
ないことに注意してほしいんです。

例えば自分に対してや、
なんらかの課題解決にフォーカスして
活用するのはいいんですが、
特定の誰かに対して行うのは
やめておいたほうがいいです。

僕自身も失敗したなという
経験がありまして、、

僕には中学2年生になる
息子がいるんですけれども、

その息子がですね、

かれこれ3年前くらいに
なるかなと思うのですが、
将来なりたい夢を
僕に語ってくれたんですよね。

その夢に対して、
より具体的に考えてもらうことが
息子の今後の行動にいいように
働くんじゃないかなとおもって、

「なぜそう思うのか」

と繰り返し聞いてたんですよね。

すると4回目あたりで怒り出しまして、
その時外食をしてたんですが、
せっかく楽しい雰囲気だったのに
ぶち壊してしまった経験があります。

これはやっちゃったなぁ、
と思いましたね。

僕自身も思い返してみれば、
なぜを繰り返して上司から言われた
経験があるんですけれども、
やっぱり言われていて辛いですよね。

どんどんストレスが
溜まっていくのを感じましたね。

別にツッコミで「なんでやねーん」と
友達に5回言うくらいだったら、
「もうええわ!」で済むと思うんですけど、
深掘りするためになぜを繰り返すのは
要注意ということです。

とはいえ、部下や後輩の悩みや僕の経験でいう
息子の夢の場合もそうですが、
原因であったり、芯の部分は表面化させて、
次のアクションに移したい場面は多々あります。

これまでの超有効手段であった
「なぜ」が無くなったら困りますよね。

明日からどのように聞いたらいいんだって、
頭を抱えることになるんじゃないかなと
思うんですけど、いい方法があるんです。

こんな時に使いたい言葉は、
「WHY」ではなく「HOW」「WHAT」です。

・どのように考えているの
・そうなった理由は何なの

と聞く方法ですね。

いかがですか?

聴いてるだけで「なぜ」と比べても
印象が柔らかくなりましたし、
否定されている感じもなくなって
話を聞いてもらってると思いませんか。

そして建設的な話になるきっかけに
なるように思えませんでしょうか。

言葉ひとつで信頼関係を
壊してしまうきっかけになれば、
建設的に物事を考えて信頼関係を
構築できるきっかけにもなります。

なぜを繰り返し使わず、

・どのように
・なに

といった言葉に
置き換えて話をすることを
おすすめします。

あなたや周りの方が気持ちよく
建設的な話をすることができたら、
頑張る気持ちがいい方向に向いて
進んでいくんじゃないかな思います。


もっと自由を手に入れたい、理想の自分を目指したい、理想の自分を描きたいという人がいらっしゃったら、ぜひご相談ください。そんなあなたのために1on1の「自由育成コーチング」と題して、あなたの自由を育みます。

▼お仕事の依頼はこちら▼

▼音声でも配信しています▼


いいなと思ったら応援しよう!