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うら若き廃墟

タイトルは好きな「海炭市叙景」のパクリです。
お正月がつから旅に出ています。
(この前については別の機会に)
今日は踵を返して、ふたたび外海へ。

6時過ぎの真っ暗な神浦港から小さなボートに乗り込んで池島へ。世の中的には「黒いダイヤモンド」が流行っていますが、あれは軍艦島(端島)が舞台だったような。


池島炭鉱も似たようなもので、最盛期は人口密度が日本一の島だったのだとか。平成になって閉山したのは端島とは違うけど、それゆえにまだうら若き廃墟が市営住宅のように林立している。


廃墟なのかと思っていたら、ポツンと電気が付いていたり、少数ではあるが人の住んでいる集合住宅もある。そうした人のためにゴミの収集はあるし、なんならコミュニティバスもある。バスは帰りのフェリーに乗るため使ったけど料金は100円でした。

朝の島は寒くて逃げる場所もなく、ほんと大変。


往時の賑わい想像して歩いているとたくさんの猫がいた。
オレの寒くてささくれた心を癒してくれたのは君たちです。
漁港のようにエサとなる生き物がいない島なので、人が餌付けしないと厳しそう。

逃すと4時間待ちなので、9時代のフェリーで本土に戻ってくる。先日休みだった外海町の資料館で潜伏キリシタンの展示を見たりすると、お昼になった。
長崎漁港近くの洋食屋さんでグラタン付きのトルコライスを食べて帰路につく。

そしてクルマを飛ばして新門司フェリーターミナルに着き、名門大洋フェリーに乗り込みました。
明日の朝に南港に着きます。
旅行は過ぎるとあっという間です。

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