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【まちづくり】日本一やかましい祭り…石取祭からみる伝統と規制

夜でもヒルタです。私は、「しあわせな+1時間を 岡崎市」を目指して活動しています。自分の使いたいように、自由に使える時間があることが「しあわせ」につながると信じています、家族との時間・学び直し・まちづくり活動・趣味や休息等。そうした時間を住民が毎日「+1時間」得られるまちをつくる。政治により生活を効率的に、豊かに楽しくすることで毎日1時間の余裕を生み出すことを目指しています。

私、晝田 浩一郎(ひるた こういちろう)は、桑名市(三重県)で開催された「日本一やかましい祭 石取祭」に誘っていただき参加してきました。


石取祭とは

「国指定重要無形民俗文化財」にも指定される歴史のあるお祭り。桑名の人たちの心のふるさとにもなっている取り組み。

桑名の春日神社の石取祭は、江戸時代初期に始まったものといわれ、桑名城下の町人や藩士が楽しみにしていた初夏の祭りです。祭車総数43台、全国的に見ても単一の神社、一神事でこれほどの山車が一堂に会する祭りは非常に珍しく鉦や太鼓を打ち鳴らし、「日本一やかましい祭り」と言われ、平成19年3月には「桑名石取祭の祭車行事」の名称で、「国指定重要無形民俗文化財」に指定されました。

試楽日午前零時、一斉に「叩き出し」が行われるその瞬間の音は、まさに轟音です。それは、この日のために一年を過ごし、この瞬間にすべてを爆発させるからです。

桑名石取祭保存会公式サイト

22時を超えても祭は続く

午前零時…つまり24時に「叩き出し」が行われるっていうだけでも謎なんですが、「日本一やかましい」と謳うだけあって本当にやかましい。観客との熱気と合わせてよりやかましさは増す状態。

22時17分の様子

鐘の音、太古の音、掛け声、熱気といったものが入り混じっていました。

伝統と規制のあいだ

規制の適用外

最近のお祭りやイベントって基本的イン21時超えるとできないんですよ。例えば岡崎市も騒音規制等があって21時にはイベントを終えることというルールがあります。今度、2023年8月25日(金)、27日(日)に実施するソラミシネマ実行委員会の「野外シネマ上映会」にしても21時までに終了する必要がある。

野外映画上映会のお知らせはこちら

そもそもこうした大きな音を出した取り組みは伝統があるから実施できるって側面が強いです。騒音規制もあり、何デシベル以内にしなさいといったこともあり音楽イベントの実施が難しい現状もあります。

とある太鼓グループは、岡崎城にある能楽堂で演奏をしていたのですが「音が大きい」といった理由で能楽堂での演奏ができなくなってしまいました。太鼓だから余計に響くっていうこともあるんでしょうが……。

伝統だからこそ

町内会や近隣住民も「石取祭」だから仕方がない、と感じているから実施につながっていると感じます。子どもの頃から体験してきたものであり、ふるさとの一大イベントだからこそ「やかましい!」って言いながら楽しめる。もしかしたら、比較的新しく桑名市に引っ越してきた方等からはクレームもあるのかも知れませんし、心地よく思っていないかも知れない。しかし、それでも、やろう!やるんだ!と伝統をつたえていく気持ちが住民感情として勝っているからこそだと感じます。

もし、仮に、私が桑名市で超巨大音楽イベントを実施する!24時間とまらない!!とかやろうとしてもできないとおもいます。近隣住民や自治体からOKが出ないと思われます。

それくらい伝統って強い。

やれることとやれないことの差

神社仏閣が地域コミュニティの中心であり、ある意味において行政的な役割を担っていた頃からスタートしているお祭り。伝統文化になっていくまでも、最初の頃はやり方やカタチも少し変わっていたのかも知れません。老舗になる前にも新規開店の時がある。いきなり老舗や伝統文化にはなれない。

「時の洗礼を受けている」ことがやれる差。

ここから新しい伝統文化をつくっていくことは難しいのかというとそうではない。いまが100年、200年先をつくる一歩目。いきなり最終形態にはならない。一歩踏み出す、+1ずつしていくこと。

今ならいまのやり方で取り組みをして、運営側も参加側も楽しめる「しあわせな+1時間を」過ごすことにつながる。

さぁ、共創だ!

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ひるた浩一郎 | 岡崎市長候補・36歳・完全無所属
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