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巨大台風が関東を直撃!|避難所で過ごした長い夜の話
台風が近づいていますね。朝から雨がザーザー降っています。どうか大きな被害が出ませんように…!
台風といえば…
一年前、巨大台風19号の接近で私の住む地域では警戒レベルが5まで上がりました。
我が家の近くには川が流れているのですが、水位の急上昇に恐怖を覚えて近くの中学校に避難しました。
今日は避難所で過ごした体験を書きますね。
☆2019年10月12日 巨大台風19号
昨年の10月…巨大台風19号は各地に大きな被害をもたらしました。
気象庁は上陸日の3日も前に、警戒を呼びかける緊急会見を開きましたが、天気図に広がる台風の大きさに恐れおののき、素直に台風に備える準備を始めたのを思い出します。
スーパーでは備蓄食品やペットボトルが品薄に…ガムテープや養生テープも品切れになりましたよね。
そして10月12日です。
私の住んでいる市では午前10時30分ごろに警戒レベル3が発令されました。警戒レベル3は「避難準備・高齢者等避難開始」というレベル。
私はドキドキしながらそっとご飯を炊き、おにぎりを作り始めました。停電になったら困ると思って。
この頃、私は地元の友人たち3人でLINEでやりとりしています。
「アラート鳴ったね」「川はどんな感じ?」「避難する?」「隣の家は避難に出たみたい」
などなど…たわいもない情報を交換することによって、少し安心したりして。
☆避難だ!
夫と相談して最初は「レベル4」が出たら避難しようと考えていたのですが、雨風はどんどん激しくなり…ママ友と情報交換する中で
・河川の水位が上がっている
・隣の市にはレベル4が発令された
と知り、準備をしてすぐに避難しました。
夕方の4時頃です。
これ、大正解だったと思います。
警戒レベル4になってからの移動は大変です。
ましてや、日が暮れてからの移動は危険だと思いました。道路の灌水も見えなかったりしますからね。実際、避難中に遭難した方がいたと報道されていましたよね。
非難するなら警戒レベル3です!
☆避難所にて
さて、避難所は子どもたちが通った中学校です。体育館と剣道場、柔道場が開放されました。
市の若い職員さんが元気に迎えてくださり、ホッとしました。
息子は同級生と懐かしそうに校内をウロウロしていましたね笑。(この時娘は一人暮らし中でいませんでした)
備品がある場所をよく知っているので、後から避難所に来た人方に椅子を出すお手伝いをしたり、多少は役に立ったようです。
避難所は夜になるにつれて人が増えてきましたが、そんなに混雑することもなく…友人家族と共に広々としたスペースを確保できました。
そして真夜中に警戒レベル5のアラートが鳴りました。
頑丈なはずの体育館が揺れるほどの風にヒヤヒヤしました。そっと外を覗くと校庭は湖みたいになっていましたね。(車は高台の駐車場に留めておいたので助かりました)
それでも避難してしまえばなんとなく安心。
家でビクビクしているよりも、頑丈な建物の中で、たくさんの人と一緒にいる方が絶対にいい!と思いました。
その後夜中の2時ごろに台風のピークは過ぎ、私たちは道路の冠水がないことを確認して帰宅しました。
☆避難所へ持っていくものは?
避難所には、水、アルファ化米、毛布などが用意されていましたが、必要なものは自分で持ち込むのが基本ですよね。
私も色々と準備して持ち込みましたが…もってきたらよかったなぁ…と思うものもありました。
我が家が持ち込んだものは…
【食べ物、飲み物】
・簡単に食べられて洗い物も出ないおにぎり、パンを持って行きました。
・チョコやスナック菓子、ガムなど、好きなお菓子も持ち込むと、不安な気持ちが少し和らぎます。
・お茶や水、スポーツドリンクなど好みの飲み物も用意しました。
・もちろんアルコール類は持ち込み禁止ですよ!
【スマホ、モバイルバッテリー】
・もちろんスマホは必需品。モバイルバッテリーもフル充電で用意しておけば安心です。
【退屈をしのげるもの】
・避難所ではする事がないので退屈します。バッテリーやWi-Fiがなくても楽しめる漫画や雑誌があれば良かったと思いました。
【敷物】
避難所では敷物を敷いた場所が自分たちの居場所になります。
・柔らかい敷物があると疲れたら横になれます。私は持ち運びも簡単なヨガマットを持っていきました。
・ピクニックシートも持っていきましたが、スペース確保以外には役にたちませんでしたね。もっと柔らかいものがいいです。
・今回の体験で、人数分の寝袋を用意しておくといいと思いました。寝袋を開いて敷物にして、疲れたらそのまま眠れますから。
【タオル、バスタオル】
・タオルやバスタオルは何枚かあるといいですね。汗を拭いたり枕にしたり…自分の家の柔軟剤の香りに包まれるだけでリラックスしますよ。
【貴重品、現金など】
私は家が流されるという最悪なシナリオも想定して、貴重品や現金も持って来ました。
*その他、着替えや、歯ブラシ、化粧品などを持って行きましたが、使いませんでした。←12時間ほどの滞在時間でした
*避難場所は中学校の体育館だったので、パイプ椅子やスリッパは借りられました。←椅子に座ったり床に座ったり寝そべったり…体勢を変えないと疲れます!
*一応トイレットペーパーやティッシュペーパーを持参しましたが、用意されていたもので十分足りました。
*真夏ではなかったですが、避難所は湿度や人の熱気で少し動くと汗がでます。香りの良い汗拭きシートがあると快適かもしれません。←何故か当時高3の息子がいい匂いの汗拭きシートを持っていて大活躍しました
*好きな食べ物やリラックス出来る物を何か持っていくと、不安な気持ちが和らぎますね。
*もちろんゴミは各自で持ち帰りですよ。
*それから…「ブレーカーを下ろして避難した?」とみんなに聞かれましたが…すみません、忘れました!
火災防止に避難の際はブレーカーを下ろした方がいいそうです。冷蔵庫の食材は死にますが…。
☆情報があれば安心だけど…
地域の細かい情報を得るには自治体のホームページやSNSが役に立ちました。
【LINEで生きた情報を交換】
避難所にはテレビがなかったので、情報は主にSNSで得ました。幾つかのグループLINEで、それぞれ知っている情報を共有し合いました。情報を共有して、お互いに励ましの言葉を掛け合うだけで心強かったです。
【Twitterは諸刃の剣】
地域の細かい情報はTwitterがとても役に立ちました。
家の外の状況を写真に撮って呟いてくださる方がいて、市内の冠水の状況などがよくわかりました。
しかし、川の氾濫情報などは不確かな情報が多かったですね。
以前の災害の氾濫画像を貼って呟いている方なんかもいて、悪意はないのかもしれませんが、惑わされました。
SNSの情報は鵜呑みにしてはいけないという事ですね。
☆まとめ
昨年の台風19号では体育館が揺れるほどの風や、校庭が湖に見えるほどの雨に怯えましたが、友だちだけでなく、避難所のみなさんが一緒だったので、随分恐怖は和らぎました。
自宅で川の氾濫を心配しながらレベル5の警報が発令されたら、すごく怖かったと思います。
我が家には結果的に被害はなかったのですが、今後も災害時にはその都度、よく考えて行動したいと思います。
特に今年はコロナの心配もありますから、避難か自宅で過ごすかは慎重に考えたいですよね。
今回の台風14号で大きな被害が出ないことを心から願います。
*この記事は昨年の台風直後に別サイトに掲載したブログを元に書いています。
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