こどものための哲学
こどものための哲学。
NHKのfor schoolで配信されてる番組です。
こういう「子どものための」ってのは、昔からよくありますけど、これが面白いのは、自分たちでワークショップをできるってところでしょう。
ワークシートもダウンロードできます。
番組を見ていると、それ、哲学なのかと思うところもあるけど、けっきょく、この監修者の河野哲也さんの本などによると、自分の頭で考えるってことが哲学ということのようだ。
自分の頭で〜ってのも、よくいうことだけど、ここでは「対話でとことこんつきつめる」って形で、ワークショップ形式につくられているので、抽象的に自分の頭で〜というと陥りがちなドツボに、ハマらないようになっているのが素晴らしい。
対話とは、否定として現れる他者との関わりにおいて、考えること、ということか。
つまり大人か子どもかは、あまり関係ない。
しかしこういうことを体験して大人になる子どもは幸いなるかな、という気はする。ぜひ、こういうワークショップを学校の授業にとりいれてほしいものであ〜る。
ちなみに私の「哲学的対話集」、すなわち「伊丹堂のコトワリ」はこちらです(宣伝か!) こちらには「倫理とは」「正義とは」「美とは」という対話が収録されています。