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10-2 盛り上がる、スーパードライは外で飲め!
国産大手の定番ビールを紹介するシリーズの第2回は、アサヒ スーパードライをご紹介します。1987(昭和62)年に発売され、すぐに空前絶後の爆発的大ヒット! 近年、スーパードライほど大ヒットしたビール銘柄は他にありません。ドライビールというジャンルを成立させた伝説のビールです。
ものすごい売れ行きだったため、当時はバブル期だったにも関わらず一度、手放した東京・吾妻橋工場の土地を2年後には買い戻して、現在のアサヒビール本社ビルを建てられるくらいの猛烈な勢いがありました。
スーパードライは各種イベントと相性ダントツなビール
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シャープでスパッとした飲み味、まさにゴクゴクといける飲みやすさが群を抜いているので、スポーツ観戦や音楽フェス、花火大会やお祭りなどのイベントにバッチリピッタリなビールです。イベントが盛り上がる瞬間、片手にスーパードライがあれば、その時の盛り上がりをより一層、気持ち良いものにしてくれるはずです。
ゴクゴクいけるとなると味が薄いという印象になりがちですが、スーパードライは、若草のようなほのかなホップの香りと、弱めの苦味がしっかり余韻を響かせて、とても爽やかな気分にさせてくれる特別なドライビールです。
アサヒは驚きの発明を見せる ジョッキ缶
2021年4月に登場したスーパードライのジョッキ缶は、ビール業界を久しぶりに震撼させた大発明でした。口をすぼめて飲むしかなかった缶ビールを、こんなに楽しく美味しく飲ませる形に仕上げてしまう技術力と探求心に脱帽です。
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アサヒビールは、日本初や世界初を多く世に出している国内メーカーですが、このジョッキ缶もその一つになりました。1958(昭和23)年に日本初の缶ビール発売、1965(昭和40)年に世界初の屋外貯蔵タンクを設置、1971(昭和46)年には日本初のアルミ缶入りビールを発売などと、今では当たり前の多くがアサヒビールから始まっています。
スーパードライ 「キレ」の秘密
スーパードライ最大の魅力である「キレ」は、糖からアルコールと炭酸ガスを勢いよく生み出す能力に長けた「318号酵母」という酵母にあります。また、この酵母の働きを最大限に引き出すアサヒビール技術員による、綿密で繊細な醸造技術が、唯一無二の「キレ」を生み出しています。
スーパードライのまとめ
この記事のタイトルに付けた通り、まさに「外で飲むための」ビールです。屋外やイベントで飲むと本当に美味しいので、もう家では飲まなくてもいいかな(笑)。
夏の時期はビアガーデンやキャンプも似合いますし、通年ではスポーツや音楽系の周りの観客と一緒に盛り上がるようなイベントとの相性がバッチリです。ライトな味わいというのも、ビールの味が邪魔をせず、観戦や盛り上がりの方に集中させてくれるのに効果的なのでしょう。
日本ビールは万能型のピルスナーが多いですが、その中でこれほど飲むシーンに得意分野を持つ銘柄は珍しいと思います。スーパードライを上手く使って、イベントをもっと!もっと!楽しんでください!
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