6-4 (独自測定)缶ビールを最適に冷やす時間と場所
「缶ビールって何時間、冷やせば美味しいの?」と考えたことはないでしょうか? 私はずっと、そんな事を考えながら生きてきました🤣
この長年の悩みを解決すべく。
それと夏休み期間なので「大人の自由研究」として、今回、冷蔵庫内の冷却場所と時間別でビールの温度測定したので、その結果をご報告します!
美味しいビールを飲むために。
ぜひ参考にして、最適な温度でビールを楽しんでください。
(定義)ビールが美味しい温度
サントリーの公式サイト(お客様センター)では
と説明されているので、この温度を一つの基準に考えます。ビアスタイルはピルスナーを想定していると思われるので、実際はビールのビアスタイルに合った温度を配慮すべきでしょう。
ひるべえ的には、あまり冷えすぎると胃腸の働きが悪くなる気がするので、通年で 6~8℃としています。みなさんの体調もぜひ考慮してください。
(条件)冷蔵庫の冷却方法 4種類の場所と時間
今回、冷却方法として以下の4種類の場所別と時間別で測定しました。
野菜室 手前
冷蔵庫 手前(内扉ポケット付近)
冷蔵庫 奥
冷凍庫 手前
時間別の条件は、項目1~3は冷却時間を2~8時間、4は30~90分としました。項目4. 冷凍庫は缶が破裂する危険性があるので、必ず冷凍庫の手前に置きタイマーをかけて冷却を始めるなど、細心の注意を払いました。
ドアの開閉は普段通りに行い、他の食品はほどほどに入っている状態です。缶ビールの冷却中は、缶の周りは少しスペースを確保しました。詳しくは、【補足1】冷蔵庫の冷却方法 4種類の状態 をご覧ください。
温度測定は写真のように、調理用のデジタル温度計でできるだけ正確に測りました。詳しくは【補足3】ビール温度の測定方法 をご覧ください。
夏の測定結果と最短の缶ビールの冷却時間
すべての測定結果は【補足5】ビール温度の測定結果 にまとめました。そこから夏場の場合のビールが美味しい温度になるのは…
野菜室 手前 = 1日以上
冷蔵庫 手前 = 1日以上
冷蔵庫 奥 = 7時間以上
冷凍庫 手前 = 80分間(1時間20分)
となりました。各1回しか測定してないので、結果に一部、偏りがあります。まず 2.冷蔵庫 手前は、ドアの開閉の影響があったのか4~6時間冷やしても温度は一定して 11.7℃前後でした。あと 3.冷蔵庫 奥の8時間は、周りにあった食材の影響などで7時間より温度が上がっています。
ですがグラフを見て、全体的には良好な冷却傾向が得られたようですので、我が家では今後、これらの結果を元に缶ビールを冷やして楽しみます👍🍺
春秋の測定結果と最短の缶ビールの冷却時間
ここでは以前、夏の測定結果から予想した春秋(室内気温 22.5℃を想定)した予想時間や冷却グラフを掲載していたのですが、実際に測定してみたらその予想とは大きく異なる結果となりました。大変申し訳ありません。
春秋の測定ですが、夏とは異なり下記の3点で行いました。最初の「冷蔵庫 奥」で始めた時からアレッ?なんか違うぞ、から始まり、「冷蔵庫 手前」を測る意味が薄くなったので3点に絞らさせてもらいました。そして、春秋の時期で美味しい温度になるのは…
野菜室 手前 = ×(推奨しない)
冷蔵庫 奥 = 1日以上
冷凍庫 手前 = 60分間
なんと! 予想は大外れして、夏場より大幅に時間がかかる結果となりました。特に野菜室では、ビールは12℃前後にしかならないので、とても推奨できません。
この理由ですが、冷蔵庫はインテリジェントな判断を自動的にしてくれた結果、春秋になると冷却能力を適正に落とすためと考えられます。省エネとかも考えられているんですね。家電メーカーさんは、さすがに良い仕事をされます。冷凍庫だけは、夏場とあまり変わらないようですが、少し長めの時間としました。
結果、春秋は「冷蔵庫 奥で1日以上」を目安にビールを冷やしてください。前日のビール入れ忘れは厳禁ですよ!
冬の予想される缶ビール冷却時間
春秋の結果を受けて、春秋同様の時間を推奨します。実際の測定は行っていないので、春秋の測定結果を参考にしてください。
野菜室 手前 = ×(推奨しない)
冷蔵庫 奥 = 1日以上
冷凍庫 手前 = 60分間
まとめ 缶ビールを冷やす最適な場所と時間
いかがでしたでしょうか?
今回は、500mlのロング缶での測定結果となりますが、1. 野菜室や 2. 冷蔵庫 手前だと意外と時間がかかる結果となりました。基本的にはどの場所でも、前日には翌日分の缶ビールを冷やしておけ、と缶ビールに言われている気がしました😅
夜、寝る前にもう一度、缶ビールの在庫チェックを欠かさずに😘
ビールを冷やすのを忘れてしまったら、冷凍庫が急場のヘルプをしてくれますが、絶対に放置しないようタイマーをかけて冷却してください。凍ったら確実にビールがまずくなりますし、缶が破損する恐れがあります。ご注意を。
これで、快適な缶ビールライフが送れますね ✌🏻
🍺 🍺 🍺 🍺 🍺 🍺 🍺 🍺 🍺
【補足1】冷蔵庫の冷却方法 4種類の状態
【補足2】測定用の試料について
今回、測定するための缶ビールは、このページのキービジュアルにも使っている アサヒ ザ・リッチ 500ml缶 × 6本セット × 4セット=24本を選定しました。選定理由は…特に無いです。銘柄で冷え方が変わるということはないでしょうが、念のため同一銘柄としました。
我が家の中で、エアコンが無くて温度変化がもっとも少ない部屋の片隅に缶ビールを保管して、温度計をすぐそばに常設して冷却前に気温測定しました。測定期間中の気温は 27~28℃の範囲で終日、安定していました(気温が 26℃台だったのは天候が急に悪化したのに、つい換気してしまった1回だけ)。
【補足3】ビール温度の測定方法
ビールを冷却場所から取り出したら、速やかにビールグラス(常温なので気温とほぼ同じ温度です)に注いで、調理用のスティック温度計(タニタ製 50~240℃ TT-583)で測定しました。注いでから測定完了までは平均約 30秒くらいでした。
普段は、コーヒーを淹れる時のお湯の温度を測るのに使っています。応答速度が速くて狙いたい温度を逃さないので、とても気に入っています。
【補足4】我が家の冷蔵庫
ファミリータイプの一般的な冷蔵庫のパナソニック製の NR-F470V という5年以上前に購入した製品です。全定格内容量は 474リットルで、普通に使いやすくて、特に不具合はありません。
【補足5】ビール温度の測定結果(夏)
測定場所と測定日時を基準に全結果をまとめた表です。一番右の列は、1時間単位で冷却されて下がった温度ですが、下記の傾向があります。
野菜室 手前 = 2~3℃/時間
冷蔵庫 手前 = 3~4℃/時間
冷蔵庫 奥 = 3~5℃/時間
冷凍庫 手前 = 17~19℃/時間
冷蔵庫の手前と奥はあまり変わりはないですが、奥の方が確実に冷やせます。冷凍庫に1時間過ぎて入れてしまうと凍るリスクがグッと上がります。入れ忘れを防ぐためタイマーは必須ですね。
【補足6】ビール温度の測定結果(春秋)
夏場の結果から大きく予想を外して、動揺しながら測定を続けました。冷蔵庫のインテリジェントな判断は優秀ですね。省エネ機能に感謝しながらビールをしっかり冷やしましょう。
冷却能力は夏場より落ちているので、基本的には前日に、冷蔵庫 奥へビールを入れるのをお勧めします。
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