短 歌 随 想 ⑿『 琉球王朝最後の王 尚 泰 』
戦世や済まち
みるく世ややがて
嘆くなよ臣下 命ど宝
尚 泰
琉球王朝最後の王の歌。
首里城を明け渡す日に王が民に呼び掛けた言葉。
「戦いの世は終わった。平和な弥勒の世がやってくる。嘆くな、皆の者よ。命こそ宝だ」と。
この歌が平成27年の沖縄全戦没者追悼式でよまれた若者の詩の中で蘇った。その会場には、敵味方関係なく沖縄戦死没者と沖縄出身の戦死者24万人余の名前が刻まれた「平和の礎」がある。
その中に1,601人の本県出身者(長崎)のご芳名もあった。今年ももうすぐ6月23日の沖縄の慰霊の日がやってくる。沖縄と広島と長崎の火を合わせ「平和の火」が灯る。黙祷したい。
『水平線』URL
https://miyakobunka.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/suiheisen.pdf
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https://note.com/hiroyukiyamamote/n/n6b2ddee7f9d7