【憲法学者に聞く】
【憲法学者に聞く】
(志田教授)憲法21条2項は、いわゆる発表前に、政府が先回りして言論を封じるという意味での検閲を絶対的に禁止している。
公権力によって言論活動を事後的に統制することも、この検閲禁止の趣旨から、本当にやむにやまれぬ場合に限られると考えるべきだ。
現代でも、かつての検閲制度が生み出した社会的な病理を招くような「情報の遮断」が起きているかどうか。
現代バージョンの検閲があるのではないかと、われわれ研究者も把握に努め、議論していかなければならないと考えている。
(横大道教授)ワクチン広報プロジェクトの成果報告書が黒塗りというのはおかしい。
これでは、政府がどのように世論形成を行ってきたのかを検証できなくなる。
コロナ禍になってから、国家が積極的に事業者に働きかける形で偽情報対策をやっているのだとすれば、しかも、人々の目の届かない裏で行われているとなれば、情報流通が不当に歪められて、多様な情報に触れて判断するという機会を奪われかねない。
【憲法記念日】政府による偽情報対策は表現の自由を掘り崩すか 憲法学者に聞く(楊井人文)
https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/9ed385540549af11cb1c48afcab91c30555dfb15
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夕張に育ててもらった医師・医療経済ジャーナリスト。元夕張市立診療所院長として財政破綻・病院閉鎖の前後の夕張を研究。医局所属経験無し。医療は貧富の差なく誰にでも公平に提供されるべき「社会的共通資本」である!が信念なので基本的に情報は無償提供します。(サポートは大歓迎!^^)