2%の真実
「明らかに相手が悪い」と考えて腹が立つことってありますよね。
そんな時に大切なのが「2%の真実」という考え方です。
僕はコーチングを学んでいる時に知った概念です。
例えば、あなたが会社の社長で、スタッフさんの一人が横領をしたとします。
金額も相当なものだとしましょう。
警察も知ることになり、そのスタッフさんは逮捕されました。
ただし、お金は使われてしまって返ってきませんでした。
この時に、いろいろな考え方をする人がいると思います。
いろいろな感情に陥る人がいると思います。
ざっくり言ってしまうと、落ち込むでしょうし、裏切られたと思って落胆するでしょうし、怒りもわいてくるでしょう。
その感情は当然なのですが、その時に登場するのが「2%の真実」という概念です。
「自分が100%正しくて、相手が100%悪い」とは考えない。
かと言って、もちろん自分が100%悪いとも考えなくていい。
「相手が2%だけ正しいとしたらそれって何だろう?」と考えます。
このケースならば、
「横領ができてしまう甘い管理体制で申し訳なかったな」
「きちっとしてれば犯罪者にならなくて済んだのに」
「やむを得ないご家庭の事情があったのかもな。」
などなど、2%で良いので、相手の正しさ・自分の否を認めてみる。
もちろんそれによって自分を卑下する必要はありません。
これができると、怒りの感情がおさまってきますし、事象からの学びも得ることができます。
その上で、不運な状況でこそ「ついてる」と強引に考えることも大切です。
まずは事象に対して「ついてる」のメガネで見つめてみます。
理由は後付けで考える。
このケースなら
「ついてる。会社がこの規模の時の横領であって良かったな。」
「ついてる。今後の管理体制の強化ができるな」
などなどと考えてきます。
この「ついてる思考」は筋トレです。
何があっても「ついてる」とつぶやく練習を3ケ月くらいすると筋肉がついてきます。
2%に目を向けるだけで人生は学びの連続になります。
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