『偏愛音楽独言後後文学写真少々』vol.00
『偏愛音楽独言後後文学写真少々』
(〜偏愛音楽ひとり言、あとあと文学と写真を少々〜)
こんなタイトルで、自分の愛する(「偏愛する」という言葉がしっくりくる)ミュージシャンの楽曲やアルバムについて、その作品がいかに素晴らしく、自分はその作品にどれだけ大きな感動や創作のヒントを得たかということを書き綴ってみたいと思う。が、一般的な作品論のように客観性を兼ね備えているかは、保証できかねる。主観たっぷり、偏愛ぶりを勝手にアップする。のだ!
自分が表現者の端くれではあるので、音楽を聴いても、文学を読んでも、写真を観ても、“作品の受け手” である前に、まずは超俯瞰的に作品を分析しようとするクセがついている。だから、どんなものに触れても「ああだ、こうだ」と自分なりに作品を分析し、解釈し、言葉にまとめようとする。
日々、そのようなことを頭の中で巡らせているのだが、導き出した自分なりの結論をほとんど人に話すことがない。学生時代は、日々音楽談義をするような音楽ジャンキーも側にいたが、今は会うことも少なく、ビール片手にああだこうだとアルバムについて議論する機会が少ないのが、実は積もり積もり心に沈殿したストレスだったりする。
そんなら自分でストレス解消してしまえ!と、『偏愛音楽独言後後文学写真少々』というタイトルで、「表現」を根底のテーマとして、自分が影響を受けた音楽や文学、写真等々について書き綴ってみることにした。
ちなみにこの順序(①音楽②文学③写真)が自分が、過去現在と影響を受けている表現ジャンルのウェイトだ。別に斜に構えるわけではないのだが、自分はフォトグラファー(写真家)を生業としながら、日常あまり他の写真家の作品や写真集は、観ない。二十歳になる頃まで、将来写真家になるだなんて夢にも思っていない人間だったので、10代に写真集や写真展を見る習慣がなかったこと、音楽好きな両親の家庭に育ち、音楽が身近な存在で、小学生の頃から自分の好きなレコードやアルバムを聴いていたことが現在の日常のベースにある。学生時代から、独りで居る時間は、音楽を聴いているか、本を読んでいることが多く、それが染み付いているのかもしれない。
これから書きたいなと思っている偏愛アーティストは・・・
Radiohead/Primal Scream/OASIS/David Bowie/Hall &Oates/Janis Joplin/Jim Morison(The doors)/My bloddy valentine/Roxy Music/Velvet Underground/Sigur Ros/Royksopp/Fill Manzanera/The cardigans/Coldplay/Blur/The Carpenters/The chemical brothers/Enigma/Jimi Hendrix/Morgan Fisher/Sonic youth/The stone roses/Underworld/Blankey jet city/浅井健一/BOØWY/佐野元春/尾崎豊/サカナクション/Galileo Galirei/Iggy Pop/村山槐多/スーパーカー/中村由利子/阿久悠/梶井基次郎/川端康成/土門拳/前田真三/エルンストハース
思いつくのはこのあたりのアーティスト。
ジャンルが音楽・文学・写真の枠を出るときもあるだろうが、
己の偏愛ブリを文章に込めたいと思う。
第1回は、「偏愛志村正彦(フジファブリック)」としたい。