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もしも会社を経営したら。part 1 -ホラクラシー的経営-
もしも会社を経営したらこんな会社にしたい!という想像に基づいて今後何パートかに分けてノートに記入していきたいと思います。
いろいろと経営の書籍について読んでいるのですが、今まで、そしてこれから読んでいく新しい組織経営についてまとめていきたいと考えています。
書籍「会社からルールをなくして社長も投票で決める会社をやってみた」武井浩三さん 著 を研究しています。
武井さんが代表をしているダイアモンドメディア社では、ホラクラシー組織に近い経営を実施しています。
この本を読み、驚きと共に非常に感銘を受けました。自分なりに経営について考え、もしもシリーズということで「もしも会社を経営したら。」という想像で記録に残していきたいと思います。
多くの会社でこんな問題発生していませんか?
日本の多くの会社で、会社組織の中で様々な問題が発生していないでしょうか?
○ 「あなたの持っている能力」と「会社組織から与えられた役割」のミスマッチが発生していることにより、働くことが幸せだと感じることができない。
○働いている人が、自分の本当に得意なこととかやりたいことに力を発揮できない。
○ 係長→課長→部長と役職が上がっていくについて使える経費だとか決済権限が大きくなる。それにより、たとえムダな経費を使っていても黙認されてしまう。
○決められた職務をはみ出すような仕事をした人を、会社はうまく評価できない。
などなど、多くの会社では問題が発生しているのではないでしょうか?
これは、従来のヒエラルキー(階層型)組織の問題点だといえます。
従来ではヒエラルキー組織の方が情報の伝達の効率がスムーズにできていました。
例えば、電話連絡網のように上から下にピラミッド状に連絡を実施していった方が情報の伝達がスムーズです。しかし、ヒエラルキー組織だと先ほど述べたような問題点が発生してきます。
現在、第四次産業革命に入り、インタネットが普及し今まで以上情報化社会になってきています。そうすると今まで、上から下に流れていた情報が、「少対多」あるいは「多対多」になります。
仕事上で連絡する場合、グループLINEを作成し一斉に情報を共有するようになります。そのように情報の流れ方が変わってきました。
情報の流れ方が変わってきているのに、企業のあり方は変わらなくてよいのでしょうか?
企業のあり方も変わる時代に突入してきているのではないでしょうか?
ホラクラシー的組織にするには?
では、ヒエラルキー的組織にするにはどうすればいいのでしょうか?(ホラクラシーとは少し違うので的と表現しています。)
大きく2つあります。
① 情報の透明化(情報インフラの整備)
② 役割の流動化(固定化された役割や権力、既得権益をなくす)
この2つを実行すると、ホラクラシー組織に近くことができます。
①情報の透明化(情報インフラの整備)
では、どこまでの情報の透明化を実施していくのでしょうか?
・会社の売り上げ、利益、そして社員・役員などの給料などを全てオープンにする。
・仕事仲間が何の仕事をしていて、どこまでの進捗なのかを透明化する。
情報が透明だと、不要なコストをかけている部分や、正しくない意思決定が全部あらわになっていき、説明のつかない意思決定というものが、自然と組織の中で浮かび上がり、問題として顕在化してきます。
②役割の流動化(固定化された役割や権力、既得権益をなくす)
役割の流動化とはどのようなことでしょうか?
・肩書きも役職も作らない (肩書きは自分自身で決める)
・プロジェクトを立ち上げる時は、仲間を見つけて実施する。リーダーは自然発生する。
以上の2点を実施することにより
組織の問題が自然と浮かび上がる合理性の高い仕組み
「ホラクラシー的組織」に近くのだと思います。
続く・・・・