謝明諺、東京ツアー2023
台湾のジャズサックス奏者、謝明諺が東京で行うツアーが、6月後半に2週間に渡って行われます。
謝明諺
謝明諺は、台湾で最も幅広く様々なジャズの音楽活動を行っているサックスプレイヤーです。
台湾では、ベルギー王立音楽院でジャズを学んだ、ベルギー組のミュージシャンが何人もおり、彼はその第ニ世代に属しています。同じようにアメリカでジャズを学んだミュージシャンもいて、この欧米の2つのグループで台湾のジャズシーンを引っ張っています。サックス奏者としては、アメリカ留学組では楊曉恩、ヨーロッパ留学組では謝明諺が第一人者ですね。
謝明諺のFBのホームページ
彼の音楽活動は、非常に多岐に渡っています。このバリエーションの多さと、自由なスタイルが彼の音楽の特徴ですね。
下記に代表的なプロジェクトとその映像を紹介します。
Trio Da Mo
この"Da Mo"というのは、達磨大師のことです。ジャズのフォーマットを使って、東洋的なニュアンスの音楽をつくりたいというアイデアのもとに、ベース池田欣穪、ドラム林偉中とのトリオで演奏しています。
Nomads Factory
これは、フランスのピアノ/アコーディオン奏者Lionel Pinard のプロジェクトで、ベース王群婷、ドラム林偉中とのカルテットです。この作曲家によるヨーロッパ民族音楽風のジャズを演奏しています。
ライブの際には、リスナーが何人も踊り出すような、とてもダンサブルで軽快な音楽ですね。
非/密閉空間
これは、ギタリスト鄭各均とのコラボレーションで、サックスとギターにエレクトリックエフェクトを加えて、自由自在に即興演奏を繰り広げるというものです。
このネーミングは、"密閉された空間ではないもの"ということで、どのような束縛も受けない自由な音楽をつくりたいという意味で名づけられています。あまりにも自由すぎて初めの頃は面食らっていましたが、だんだんとその意図するところが分かってきて、最近ようやく楽しめるようになってきました。
スガダイロートリオ with 謝明諺
これは、日本のジャズミュージシャン、スガダイロートリオとのカルテットです。このコラボレーションは、コロナ前に日本で演奏されており、2022年10月には台北と台中で行われました。謝明諺の自由なスタイルを、最も同じような自由奔放さで共演しているカルテットです。
今回の東京ツアーでも、同じアンサンブルでの新作CD発表ライブがあります。
ピアノ:スガダイロー
ギター:細井徳太郎
ドラム:秋元 修
謝明諺、東京ツアー2023
台湾でこのような演奏活動を行っている謝明諺が、満を辞して東京ツアーを行います。6月後半の2週間ですね。台湾のトップサックス奏者の演奏です。日本の皆さん、是非聴きに行ってみて下さい。
6/14 19:30 浅草 なってるハウス
ソボブキ meets 謝明諺
6/15 20:00 荻窪 ogikubo velvetsun
w/ 高橋佑成 & 荒悠平
6/16 19:30 橫濱 JazzspotDolphy
w/ 豊住芳三郎
6/17 19:30 橫濱 Dolphy
w/ 我楽 スガダイロー、東保光、池沢龍作
6/18 19:30 公園通りクラシックス 詩與歌的靈魂夜
w/ 沼尾翔子、遠藤ふみ
6/19 20:00 柏 Nardis
w/ 永武幹子、高橋陸、大村亘
6/20 19:30 壱岐坂 Bon Courage
w/ 永武幹子、高橋陸、大村亘
6/23 20:00 稻毛 jazzspotcandy Reunion
w/ 田中真理、坂本健志、吉峯勇二郎
6/26 20:00 荻窪 Velvetsun
w/ 永武幹子、池沢龍作、類家心平
6/27 14:00 新宿 Pit Inn
w/ melodies 市野元彥、外山明、津上研太
《Our Waning Love》CD Release
w/ new little one スガダイロー、 細井德太郎、秋元修
6/21 19:30 大阪 Mister Kelly's
6/22 19:30 名古屋 Caballero
6/24 18:30 水戶 Jazz Room Cortez
6/25 19:30 新宿 PIT INN
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