【台湾の面白い建物】The Pipe
台湾大学の近くにある水源博物館をさらに新店渓の方に歩いて河岸に出ると、水辺のオーブンカフェが現れます。スペースの上には高架の道路が走っていて雨除けになるからでしょうか、たくさんのカフェとパブが軒を連ねています。この場所は夕方から夜にかけて若者の集うナイトライフを楽しむ場所になっています。
そして、このスペースのさらに奥まったところに、"The Pipe"水管音樂と名付けられたライブハウスがあります。これは、日本統治時代の取水場の建物をそのまま生かして、ライブハウスにしたという珍しいリノベーション施設です。
この施設は、恐らく新店溪の辺りという立地にある古いコンクリートの構造物をどう利用するか考えた結果、街中から離れているという立地、頑丈なコンクリートで囲まれた天井の高い室内ということから、大きな音を出しても構わないロックを主体とするライブハウスとしたのでしょう。なかなか斬新なアイデアです。
室内には機械設備のパイプが林立しており、そこからPipeという名前をつけたんですね。即物的ですが、特徴的なネーミングです。
ライブハウスの周りにはアウトドアのカフェとパブが集まっており、ナイトライフを楽しむスペースとしても賑やかです。