【台湾のジャズライブ】Jazz Criminals
前回紹介したMosaic Quintetも輔仁大學の選抜メンバーによるコラボでしたが、このJazz Criminalsもそうです。このバンドは、ギターの林秀康をリーダーに、フュージョンやファンクよりのジャズを好んで演奏しています。
元々は、キーボードとトランペットを含めたセクステットの編成ですが、この日はカルテットで演奏していました。
林秀康
林秀康は輔仁大學でジャズギターを学んでいます。彼はとても熱心に音楽活動に励んでいて、毎週の様にライブを行っている上に、Sapphoでのジャムセッションでもよく顔を見かけます。
このJazz Criminalsは彼のプロジェクトで、2年前から演奏しています。複雑なリズムをシャープに決めるのが格好良いですね。
彼らのテーマ曲に"Jazz Crime"があります。これは、元々バンド名"Jazz Criminals"が決まった後に発見した曲なのだそうです。そんな経緯なのですが、曲が見事に彼らのコンセプトに合ったのは、この”Crime”という言葉からイメージされる音楽の内容が、似ているということなのでしょう。
劉楠廷
このバンドで、林秀康の選曲を見事に吹きこなすサックスプレイヤーです。普段はこのバンドはトランペットとサックスのダブルフロントで演奏するのですが、この日は彼のサックス一本でした。しかし、存在感は十分でしたね。
彼も輔仁大學でジャズを学んだ学生の様です。
李明佑
彼はまだ輔仁大學の学生になったばかりのベーシストです。しかし、僕はもうすでに2回からの演奏を聴いています。
1回目はサックス奏者李承育のカルテット。李明佑は李承育の息子で、お父さんのギグに中学生ながら参加してました。
もう一度は、2023年の台北ジャズフェスティバルで演奏された"臥樂團"です。このバンドは輔仁大學の出身者をメインにしていて、それで李明佑も参加していました。
まだ大学一年生とのこと。とても伸び代のあるベーシストです。
辛尚遇
辛さんは、上の3人とは違って韓国人のサラリーマンです。僕は2年前から彼と知り合いです。駐在員として台湾に来ていますが、ジャムセッションで彼らと知り合い、ドラムの腕を見込まれて林秀康のバンドに加わっています。
僕も彼と何度もジャムセッションに参加していますが、とてもセンスの良いドラムを叩きます。アマチュアとしてはかなりレベルの高いドラマーですね。
Clash New Taipei
ここは、新北市の蘆洲にあるとても設備の整ったライブハウスです。オーナーは別に事業を持っていて、この場所では好きな音楽のスペースを提供したいと、お金をかけてここの設備を準備しているとのこと。楽器や音響設備だけでなく、映像や照明の設備もとても潤沢に揃えています。ですので、ここで演奏するとまるで本格的なステージに立った様な気分になります。
ここにおいてあるキーボードは、スェーデン性のNord Stage 4という最新鋭の機材です。僕もそれを弾かせてもらったことがありますが、とてもタッチレスポンスの良い鍵盤でとても気に入りました。台湾のキーボードプレイヤーは、このNordの楽器を愛用しています。しかし、Stage 2か3で、4というのは見たことがありません。こんな機材を使わせてもらえるのはとても贅沢ですね。
オーナーは、元々カラオケバーとしてこの場所を運営していたのですが、ミュージシャンに楽しんでもらえるスペースにしたいと、一年前からライブハウスとして営業を始めたのだそうです。それなので、今はプログラムを模索中の様子。ジャズのライブは定期的に組まれていますね。Open Micとしてアマチュアミュージシャンが演奏できる日もあります。僕が最近よく顔を出しているライブハウスです。
Rio Funk
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