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【吃音】まだ小さいから、吃音や話し方への自覚がない?それは本当か?
吃音への自覚がまだないので、訓練は難しい、訓練はできない…と言われましたと、来院された際に教えてくださる方もおります。
では、実際には、就学前の子には吃音や話し方への自覚が全然ないのでしょうか?
答えは NO です。
とある研究で、4歳では80%程度、5歳ではほぼ100%の子が、吃音や話し方についての自覚を少なからず持っているという結果が出ているようです。
2~3歳でも、自身の状態に少なからず気づいている子もいます。
ということは、大人が「まだ自覚は持っていないだろう」と感じているだけで、子どもたちは自覚している場合が多いのです。
すらすら話せないなぁと感じることがあるか、「あああ…」となるか、と聞いてみると、
「あああ…ってなるとき、あるー」
「(自身の話し方が)かっこわるい」
年齢的には小さいけど、いろいろ思っていることはあるのですね。
自覚していることを否定したり、はぐらかしたりするのではなく、事実や確かに感じている想いとして、そのまま受け入れる、そのまま受け止める、ということが必要かと思います。
また、「かっこよく話せるように、先生と一緒におはなしの練習してみる?」などとするのも良いでしょう。
子どもたちとも、ある程度対等な立場で向き合うことが大切かと感じます。