「SNSダメ人間」な俺【だが、生きていかざるを得ない】
「人生」という事象は、「出会い」と「別れ」の連続性をもって保たれる。
しかし。そこに「意味」や「意義」を見出すことの必要性はない。
ただ。「結果」だけを粛々と受け容れ、観察し続けるしかないのだ。
――「喜多仲ひろゆの『気付き』」第一章より
少しは使えるようになったかな? と思って、十年来放置してきたツイッターを再開した俺です。
そう。それが、喜多仲ひろゆです。
「これ、なんだか分かる? ミキプルーンの苗木!」
なんか偶然「ワニ」? の話が盛り上がっていたけど、よくわからないから感想は控えますね。
最初は、昔勤めてた会社の上司とDMでチャットした。
楽しかった。
次に、「note」の著作者の方とも、数人と話をした。
※ある著作者さまにおかれましては、後に「DMでの依頼は受け付けておりません」と、他の記事で書いてあったことに気付いた。大いに恥じ入ったが、無知で愚かな俺にお付き合いいただいた事に関しては、感謝の念が堪えません――
外に出れない私にとって、チャットは少しだけ楽しかった。
(いかがわしい意味ではない)「2SHOTチャット」とかと比べると「ログが残る」ので便利だなあ、とか思いながら使っていた。
でも。
久々に、自分のメーラーを見てビックリした。
DMでの受信が、全部メールで届いていたのだ。
メールを消しながら思った。
「これは。俺は平気だけど、相手のメーラーは大変なことになっているんじゃないか?」
俺は、タイピングが速いからだ。全盛期に比べれば遅くなったとは言え、普通の人よりは格段に早いんじゃないかな? と思う。
100回発言したら、相手のメーラーに100通のメールが届いてるんでしょ?
そこで。
自分なりに「相手に迷惑が掛からない」方法を考えた。
後日(というか今日)家人に聞いたところ、「DMメールの送受信設定は自分でするんだよ? そんなことも知らないの?」とのこと。
うん。全っ然、知らなかった。
※うし! Twitterからのメールを全切りした。これで勝つる!(00:27)
そんでまあ。
「なんか相手のメーラーを汚さない方法はないかな?」と考えた。
そこで気付いた。
なんか、相手のメッセージの横に「表情マーク」みたいのを表記させられることに。
「これなら。相手のメーラーを汚さずに、相手が書いたことに対して俺が『良い考えです』と思ったか『それは違うんじゃないかな?』と伝えられる!」と。
表情の方は、捉え方が複雑だな? と思った。
泣いている顔でも「花粉症辛いよねー」なのか、「全俺が泣いた!」なのか分からない。
「サムズアップ」と「サムズダウン」なら、「Yes」「No」的だから分かり易いかな?
それに「俺を褒めてる発言を『No』」ってしたら、伝わるだろうな? と思った。今になって思えば、浅はかだった……。
早速。
数回のメッセージを送ってきてくれていた、相手に対して使ってみた。
『俺というキチガイを褒める』ようなメッセージには「バッドボタン(と呼ばれているらしい)」を――。
『その通りだな』と思えたメッセージには「グッドボタン(多分、そう呼ぶはずだ)」を――。
これで、相手のメーラーを汚さないで済む……と思っていた。
相手からメッセージが返ってきて、即ブロックされていた。
最初は唖然とした。
「へ?」って感じた。
曰く――。
「人のメッセージに『バッドボタンをつける意味』を、本当に分かってますか? しかもDMで。」
俺は分かってない。
うん、まったく分かってなかった。
「ローカルルール」なのか「全世界的ルール」なのかは分からないが――。
そうか!
これは、「その人の、その発言を否定」するんじゃなくて、「その人を全否定する」ボタンだったのだ!
他のどんな発言に「グッド」しても、一個だけ「バッド」を押したら、「その人の、今までの発言を全否定する」装置だったのだ。
落ち着いてきたら、相手に申し訳なかったなあと思った。
それと共に、「しゃーないな、俺だし」とも思った。
だって。
「LINE」とかをやってない理由からして、そうだ。
「既読スルーは有り得ない!」みたいな論調が怖くて、「身体が動かない時に、メッセージを読んでしまったら嫌われる!」みたいな気持ちになって使ってなかったからだ。
あまりにも「ローカルルール」が多過ぎる。
今回は、俺が相手に「理解を求めすぎて」いた。
参ったね、コリャ。
「文字でも三割しか伝わらない」と言っていた俺が、アイコンで気持ちを伝えることなんて不可能だ。もっと早く、気付くべきだった。
ま。ブロックされた時点で言い訳さえ出来ないから、もうしゃーないわな。
文字では最大限の敬意を払ってみせても、「俺を褒めるのは良くないよ?」という意味で「バッドボタン」を使った時点で、いつかは起こることだったのだろう……。
言い訳はしない。俺の落ち度だ。
ブロックされた方は、「note」でも俺をブロックされたことだろう。
知らないけどね?
読んだなら「すまなかった。でも、ブロックは外さないでいいよ」と伝えたい。
読んでなかったら(恐らくコッチだろう)、まあ「キチガイと縁が切れた」と思って、清々とした気分で前に進んで欲しい。
そう思う。
まあ「サムズアップ(ダウン)」が、ここまで強烈な意味合いを持つとは知らなかった。
英語圏で育ってこなかった、自分を恨むべきだろう。
でもさ。
そのボタンを実装したのって、Twitter社だよね? 米国の企業じゃないのかなあ?
そもそも。
サムズアップからして、違う国では「侮蔑」だったり「卑猥」な意味もあるサインなんでしょ?
そういった国々に対する配慮は、どうしてるんだろう?
「相手のメーラーを汚さない」という気遣いが、裏目に出るってレベルじゃねーぞ! そんな危険なボタンを実装するなや! Twitter社め!
とか、文句を言ってもしようがないことだ。
「俺の人生から、一人の人間が退場」したというだけだ。
粛々と受け容れるしかない。
こうやって、文字にしてみると心が落ち着く。
動揺していた先ほどまでの自分が、「すぅっ」と冷静になってきている。
俺の生きざまは、漫画「みすて☆ないでデイジー」の山川X(「社会復帰(リハビリー)バンド」の、パンクで気弱なベーシスト)なのだ。
「遠足だと? ちゃんちゃらおかしいゼ! 今日はもう、思いっきりハタンした服を着てきたからな! これで『山川く~ん、お弁当食べよ☆』って言われなくったって、へいちゃらだぜ!(服のせいだからなっ!)」
実に勉強になった。
いやはや。
皆さん、本っ当にSNSって恐ろしいものなんですねー?
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!(故・淀川長治氏)
――文字にしたら、本当に落ち着いた。先日の文字が打てない状態からすると全然、大丈夫だな、うん!