なぜ、金儲けしたい人が辿り着くビジネスモデルはコンサル業なのか?

どうせ長くなるので、最初に一文で結論を書いておきます。
「ノーリスクでリターンが求められる、『虚業』だから」です。

この記事を書く理由は、ハリーさんに表題ズバリの質問をされたからです。
一応。説明しておくと、ハリーさんは芸術畑の住民です(職業で言えば「グラフィックデザイナー」)。
専門は「哲学」と「心理学」。
趣味は「カルチャー系全般」。
やりたいことを見つけると、率先してイベント企画とかして即実行。
「面白ければ、後先考えずに首を突っ込む」タイプ。
失敗しても、自分で(金銭的な意味で)カブる覚悟が出来ている人。
表舞台に出ることを嫌い、「応援したい人の神輿を担ぎたい(お手伝いしたい)」人。
結果として。自分が担ぎ上げられてはみたものの、「自分がブランディングされるのは恥ずかしい」人。
やりたいことがあれば、「金融業者から金を借りてでもやる」と言える人。
※芸術畑の人間が、皆そうなのかは知らないけれど――。驚くほど「金銭」に対して無頓着で、見ている私の方がヒヤヒヤします
「行動力」や「即応力」が凄い人なので、憧れてはいます。
長い付き合いになって、「この人は、『自己評価が低過ぎる』なあ」などと認識が変わってきてたりもしていますがね……。

かたや、私は「論理畑」の住民(職業で言えば、「無職」)。
専門は「雑学」と「マクロ論理学(※)」。
※巨視的に、世の中の成り立ちをロジカルに説明する「架空の」学問
趣味は「『知らない事象』を、ネットで検索する前に何日もかけて『想像』する」こと。それによって、正解が間違っていてもWikiで得た情報が「長期記憶」になります。
私を端的に言えば。
人間嫌いの元ビジネスマンにして、その後は元販促プランナー兼DTP担当(率直に言えば「小間使い」)。現在は無職。
苦手な物は「自己PR(※)」と「虚業」と「短期記憶のみで生きてる人」。
※人はなぜ面接などで「私は、●●なら誰にも負けない自信があります!」と言えるのだろう? 女性に交際を申し込む際に「私は、陰茎が二〇センチあります! カリ高で、今までに私と『肉体関係』を結んだ女性でイカなかった女性はいません!」って言ってるのと同じだと思うのだが……
「金」に対する嗅覚はあるが、自分がビジネスモデルとして思いつくのは「犯罪」染みたモデルばかりで落ち込む。
ニヒリストにしてペシミスト。
――人、それを「社会不適合者」と呼ぶ。

「そんな」ハリーさんから、「こんな」俺への質問ですからね。
真面目にロジカルしてみようと思います。
まあ。お題がある方が書きやすいからね。
じゃあ、始めましょうか?

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