ハイクラスな休暇の過ごし方

「ヒロユ叔父様、また仕事で行った海外のことを教えてくださる?」
なんて姪がいたら、俺は商社で海外に買い付けに行く敏腕バイヤーになってたのに…。
「ヒロユ叔父様。今回の出張はパリですの? お土産、期待してますわ」
なんて姪がいたら、年収一千万を余裕で越してブランド品をプレゼントしてるのに…。
そういう姪がいなかったせいで、R18業界で貧乏生活を余儀なくされてる。
そういう姪がいなかったせいで、漫画を買うために昼飯を松屋にしてる。
そういう姪がいなかったせいで…。
くっそう! 兄貴め!(タイプライターのように両手の爪を噛みながら)
どうも。
「責任転嫁の総合百貨店」の異名を持つキタナカです。

今日は公休を入れたのだが、するべきことがない。
洗濯とか家賃の更新手続とか、「本当にするべきこと」は別。
俺自身が「ああしたい」とか「こうしたい」ってのが無いのだ。
好奇心が人間の進化における礎であるように。
ヲタクがヲタクであるためには、興味の対象がなければならないのだ。

最近、やったゲーム。
今更「Mr.ドリラー」。
最近、読んだ漫画。
今更「サトラレ」。
最近、観たアニメ。
ここ二年、アニメDVDを一枚も買っていない。

ダメだダメだダメだ!
こんなんじゃ腐っちまうよ、俺の研ぎ澄まされた「エッジな部分」が!
もっと貪欲にアンテナを広げろキタナカヒロユ。
お前は、その程度で終わる男じゃぁないハズだゼ?

という訳で。
やっぱり今更、漫画「こどものじかん」を読んだ。
う~ん、キタナカさんってば勤勉。
え? どんな漫画かって?
小学四年生が、担任の男性教師(新人)に「先生の机に座らせて、泣きながらイクまでクリトリス舐めて」ってお願いする漫画。
いえいえいえ!
エロ漫画ではありません。

昨今、話題となる初等教育の現場。
子供たちの抱える問題と大人の思惑。
思ったほど子供ではなく。
さりとて大人のように器用に立ち回れる訳でもない。
そんな少女たちの物語。

なんて書くと。
「あぁ、実は真面目な漫画なんだ」と思われるかも知れませんが。
普通にヲタク向けの漫画です。
ロリ属性のある人には、エロ漫画として読まれてること請け合いです。
え? 俺?
読みながら、「宝印先生(同僚教師。巨乳)に童貞を奪われたい」と真剣に思っていましたが何か?

いやさ。
自分に「その」属性がないことにホッとしつつ。
この年(二十九歳)にもなって「お姉さま属性」ってどうなん?
とか思ったりもする午前十時。

――タイトルで「ハイクラス」と打ったら、「這い暮らす」と変換される。真反対のベクトルで、なんとなく「しゅん…」。

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