自分なりのセロトニン的再投資

『精神科医が見つけた 3つの幸福（樺沢 紫苑）』を読んだ。
この中で、お金の使い方について「お金をセロトニン的幸福、オキシトシン的幸福に再投資する」というものがあった。

この本では、3つの幸福を脳内物質と関連付けている。

• セロトニン的幸福（健康）

• オキシトシン的幸福（つながり）

• ドーパン的幸福（お金、成功）

「お金」自体はドーパミン的幸福となり興奮状態で幸福を感じるが、依存症などの弊害もあるものとしている。
単にお金（年収）を増やすことで幸福に直結するのか、という研究結果があり、800万円の年収で頭打ちになるそうだ。それ以上は年収アップで幸福度はそれほど増加しない。

その「お金」をセロトニン的幸福（健康）、オキシトシン的幸福（つながり）に再投資することで、さらに幸福度を増加させることができるということが述べられている。

思い返せば自分としてはセロトニン的幸福、すなわち健康に再投資している。

• 定期的な運動（有酸素運動＋負荷高めの運動を3回/週）

• 定期検診（会社負担の人間ドックの受診を1回/年）

• マッサージ/整体（隔週1回）

• 歯科検診（4ヶ月毎）

いい年なので、毎日どこかしら痛かったり不調だったりする。つまり若いときのような体について全く気にならない、という日がほぼ無い。だからこそ体調がいい日などはかなり気分が良くなる。このとき、きっとセロトニンが分泌されているに違いない。

定期的な運動で、肩こりはない。仕事のストレスもなくなった。
定期検診で自分の体に異常がないかどうかをチェックできるし、異常がなければ、それはそれで安心するのでストレスもなくなる。（安心感はオキシトシン的幸福）
マッサージや整体は、体のメンテナンスであり、受けている間は非常に心地がよい、好きな時間でもある。
歯科検診で虫歯や歯周病予防になる。歯は念入りに磨いているが自分では完全にクリーンにすることはできないので、定期的な歯科検診自体が安心材料になる。

年収800万円で幸福度が高止まりするという話はなんとなく知っていたのだが、収入を上げた「お金」で自分の「健康」に再投資するのだ、という話だけでも、この本を読んだ甲斐があったと感じれた。