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来年夏頃までのボカロP活動のビジョン

10月になりました。毎年この時期が、自分にとっての方針の見直し時期だと考えています。即売会活動を始めた頃は、秋にアルバムをリリースすることが多かったのです。ちょうどここから1年を始めるような感覚ですね。

当初は秋リリースが多かった、みるくかふぇのアルバムリリース遍歴

方針の見直しはアクティブに行う必要がある、と考えています。惰性で続けているうちに自分を取り巻く状況が変化し、自分が立っている場所にいつの間にか潮が満ちて身動きが取れなくなる……。動きの早い世の中ではあり得ない話ではないな、というのが自分の認識です。

あまり目標らしい目標を立てるタイプのボカロPではありません。どちからというと、「課題をどうするか」に取り組む形で毎年を過ごしています。そんな中で、来年夏頃までどのように活動していくかのビジョンを挙げてみました。


来年夏までのビジョンを挙げてみた

  • 即売会参加回数を、今までの半分程度まで減らす

  • 「アルバム制作主体」の活動から、「動画サイトでのMVリリース」&「サブスクリプション配信でのシングルリリース」に軸足を移す

  • 今自分が曲作りの武器として持っている「メタル」「ポップ」「ロック」のほかに、もう一つカードを増やす

即売会参加回数を半分程度に

2022年中盤のコロナ禍によるイベント自粛が解け始めた頃から、毎年10〜12程度の即売会に参加し全国を回ってきました。即売会の反応を見ながら、自分の活動に必要なイベントを探す目的でした。その目的はおおよそ遂げたと判断しています。

そして自分に必要な即売会とメリットの少ない即売会を分類し、必要な即売会を絞り込みました。現時点では下記への参加を考えています。

  • 声音の宴

  • ボーマス(秋開催分)

  • 台湾・韓国の即売会

  • ご縁のある即売会

声音の宴は、僕自身が合成音声キャラクターを前面に出しているため、出ておきたいイベントだったりします。この即売会でしか会えない来場者層も多いと認識しています。

ボーマスはボカロ専門の最大の即売会です。ただ来場者の会場での行動傾向を見ていると、僕のような無名のサークルにはメリットが少ないと感じる点が常々気になっていました。そのため、年1度程度の参加で良いのかなと思っています。

秋を選んだのは、年3〜4回の開催の中で一番参加サークル数が多い点ですね。一方で春のニコニコ超会議での超ボーマスは、活動を始めて以来ほぼ毎回参加していますが苦い思い出ばかりです。

台湾と韓国は今年から行き始めた場所。まだ種蒔きの段階なので、交通費はかかりますが数年様子を見ようと思っています。

「ご縁のある即売会」で考えているイベントはそれほど収支のメリットはない気がしていますが、こちらもそこでしか経験できない機会などのメリットがある場所を想定しています。

減らすとはいえ、この先1年間の方針。たとえば今後僕の知名度が上がって、今までメリットが少なかった即売会でも参加する理由が生まれてくれば、また参加回数も増えていく可能性もあるだろうとポジティブに捉えています。

アルバムリリース志向からシングルリリース志向へ

即売会の参加が減ることで、頒布するものがそれほど必要になるわけではなくなります。またイベントのためにアルバムを作るといった必要性も薄れてきます。その空いた心と時間の余裕を、単曲の制作や作曲の練習や研究に振りたいですね。

MV制作もシングルのサブスクリリースも、準備が出来次第すぐに発信できる利点があります。アルバム制作の場合、1年に一度などある程度の期間が必要になるのがもどかしい点です。

サブスク配信もやってるんですよ?

また、ある程度コンテンツを頻繁に発信したり、発信の仕方を研究することで、動画サイトのレコメンドに載せられるようになれないかなと考えています。僕個人のTwitter/Xでの発信力・拡散力が、ほとんどなくなってしまっている状態です。「デビュー1〜2年目のルーキーでも、もう少し反応を得てるよなぁ……」と、感じているのもあります。

そういった状況でもあるので、「聴いてもらおうとする」のではなく、「観ざるを・聴かざるを得ない曲やMVをリリースする」ことができるようになりたいなぁ、といったところです。とは言え考えがふわっとし過ぎていて、具体的にどうするかをまだ考えていないのですが。

ただ、「なぜ聴いて欲しいのか」という根本を考えた時に、「やっぱ、自分はこの世界で生きているんだ」という実感を得たいというのはありますね。即売会ほどリアルな実感を得られるわけではないですが、自分の投げかけたモノに誰かが何か投げ返してくる、その楽しさは大切にしたいです。今のTwitter/Xは、まるでテレビを見ているかのような一方通行なので。

曲作りの武器を増やす

当初はポップソングを投稿していたボカロPです。途中からロックを書き始め、数年前からメタルを中心に据えました。節操がないように見えるかもしれません。

ただ最近のDTM系のネット音楽家って、皆ジャンル的には節操ないですよw バンドマンでもない限りは「そのジャンルしか作らない」というネット音楽家は、今ではそんなに大多数ではないんじゃないかな。

というわけで、もう一つ武器を増やしたい。この1〜2年ずっと考えてインプットしていたので、そろそろリアルにアウトプットを始めないといけない時期。

1曲ごとにジャンルを変えるのもありかもしれないし、ミクスチャーやハイブリッドにするのもいいと思います。とにかく評判とかを考えずに、好きなよう自分の欲しい音楽を作れたらいいなと思います。

総括

活動12年目に突入しています。

色々な人に支持していただいているにも関わらず、「いつまでもパッとせず申し訳ないな」と常々感じています。伸び代がどれだけ残っているのか自分でも分かりませんが、もう少し成長しますので今後も見守っていてくださいませ。

おまけ: 最近の投稿曲🎧

執筆者プロフィール

メタル&ロック系ボカロ曲制作者。人の内なる成長や希望を、メタルやロックをベースとした音楽で表現することを目指しています。
2013年活動開始、年10回前後の合成音声系即売会へ参加、12枚のアルバムをリリース。

サブスクや投稿先の一覧


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