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ぐりとぐらのカステラ

美味しいものが好き

美味しいものは元気をくれる

子供の頃から美味しいものが出てくる小説や絵本が大好きだった。

バケツプリン、ホールケーキ、食べても食べてもなくならない美味しいものはちびっ子の夢だよね!

私には妹がいたので、お菓子はいつも半分こ。どんなに少ない量であっても妹に半分あげようと思っていた。

だって妹は小さくて可愛くて守るべき存在で、私はおねえちゃんだから。

ぐりとぐらは、どこに行くのも、何をやるにも、いっつも2人一緒で、幼い私は”私と妹みたい”と思っていた。

ぐりとぐらは、私と妹の分身そのものだったのだ。

そんな分身達が、絵本の中で 
おっきくって 超美味しいものを
楽しそうに作って食べるのだから、
小さな私は大興奮。

2人が作るカステラはめちゃくちゃ大きいので2人で食べてもなくならない。

なんて素敵!
子供の夢をぐりとぐらはかなえてくれるた。

絵も素晴らしい!

絵本に出てくるカステラの黄色がなんとも美味しそうで食欲が増す。

カステラといえば四角いものだと思っていたんだけど、ぐりとぐらが作るカステラはフライパンで作っているのにワクワクした。

「自分がしってる道具で作れるんだ!」と、絵本を読むにつれ、カステラが一気に身近なものになる。

カステラを作る工程も楽しい。
レシピ本の楽しさを教えてくれたのがぐりとぐらだ。

森のみんなで、出来上がったカステラを食べるのも素敵だ。

食事は、好きな人たちと一緒に食べると更に美味しくかんじるもんね!

ぐりとぐらは、私にとって食事にまつわる様々な幸せを教えてくれる絵本だ。

そして幸せな幼少期を思い出してくれる宝箱でもあるのだ。

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