それはまるで生きているかのように
新しくなったSOMPO美術館へ。
「珠宝のコレクション ーいのちの輝き・つくる喜び」
初めて行った時は、オフィスビルの中の美術館に
突如として現れる、ゴッホのひまわりに
心を奪われた。
新しい建物の展示フロアへ。
一番初めに目に入った、
岸田夏子さんの「桜花」。
華やかなのにとても寂しげ。
咲き誇る桜は、まるで生きているかのようで
今にもひらひらと舞い散りそう。
生きているように感じる絵に出会うと、
なぜか涙がこみ上げる。
それはとても幸せな時間。
展示数は多くはないが、
足を止めたい作品ばかりの
丁寧な美術館だった。
久しぶりのひまわりは、
変わらず、力強く咲いていた。