日本に一時帰国
12月15日(火)の17時50分。
成田空港でPCR検査の陰性の結果で、無事に日本に帰ってきた。
今は14日間の自主隔離の真っ最中。
約2ヶ月と少しをスペインで過ごし、
そんな短期間の中で私が見出したものについて今回は書きたいと思う。
それは自分が恵まれすぎていたということ。
どこかで聞いたような言い回しで、また既に感じたことがある人もいるだろうか。
今こうしてカタカタと自分の意見を温かい部屋で記していること。
帰る場所があること。家族と一緒に食事できること。
日本食が美味すぎること。
こんな至って平凡な日常の一つをとっても、自分はとても恵まれていたんだと感じることがある。
もう21歳だからか。成人しているしな。
世界には今日も生きるために働く・命を削って何かをしている人がいる。
サッカーでも同じ。
家族を養うためにサッカーで絶対に成功しないといけない選手。
サッカーがダメなら犯罪に手を染めるしかない状況にいる選手。
はたまた無垢で純粋な夢を追いかけて、スペインへ飛び立った私。
三者三様。
しかし明らかに前者達と自分には覚悟の差がありすぎた。
日本という国では考えにも及ばない人たち。
時にそんな選手らとピッチで戦うのだ。
今の状況に全てにごちゃごちゃ言っている場合ではないんだとスッと落ちるものがあった。
それに気付けたのは下記のNumber Webに掲載されていた、中野遼太郎さんの記事を読んだからもある。
どのルートを辿ったとしても、何年かかろうとも、人間いずれ居るべき位置へ行ける。
結局この世界は実力で成り立っているため。
これはどの場面・業界にも当てはまるのではと思う。
人生は圧倒的に短い。(短く考える派である。)
その中にある遥か短いサッカー人生の中で、得たものは一生の宝となる。
お金をもらい、チームのために・応援してくれる人のために、生活していくことは何と素晴らしいことであるか。
生活していくことの難しさ。サッカーを使った戦略的な自分の見せ方。純粋な夢。
全てを再確認した今だからこそハッキリ言える。
これがこの2ヶ月のスペイン生活で得たものである。
これからも応援してくれる人のために突き進んでいきたい。
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