京都のひるめしその1
カレーハウススパイシー
かつて河原町三条に春陽堂という中華料理屋があった。その同じビルにスパイシーというカレーライス屋があった。春陽堂の系列だったがその後経営が二転三転したらしく、河原町三条からなくなったのははるか昔の話になってしまった。京都発祥なのに今は大阪郊外が中心で、京都市内では熊野神社前だけになったようだ。
と書くと、うら寂しい思い出話のように聞こえるがそうではない。私はスパイシーを今も愛している。正確には「プレーン、大辛、大盛」を心から愛している。昔は「プレーン、大辛、W大盛」を心から愛していたが、年齢には勝てず「大盛」に鞍替えしてしまった。
ちなみにプレーンはトッピングなしの「素カレー」。「大辛」は甘味、辛味、苦味、酸味、旨味、バランスすべて申し分ない。「大盛」でも値段は安い。大盛が少し値上げとなったが(たしか670円)バリュー感は損なっていない。丸太町通を鴨川の東に渡ると無性に行きたくなる中毒性のあるカレー。京都にあるチェーンカレー店ではぶっちぎりの旨さ。
京都最後の牙城熊野神社前。なにがなんでも続けてほしい。
丸太町通を鴨川の東へ向かい、東山丸太町の信号の手前、南西側にうまいものあり。
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