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酒癖

年末になると、酒の席の誘いが急に増える。忘年会、新年会、飲み会と称したただの集まり。僕も断れない場面が多いけど、正直肝臓が悪いから飲まない方がいいんだ。医者にも何度も言われてる。
でもさ、結局人間って弱いもので、気づいたらグラスを手にしてることがあるんだよな。

飲むこと自体は悪いことじゃない。だけど、酔った後の行動については一切言い訳できないと思ってる。
僕はよく、「酔ってたから」とか「酒癖が悪いから」って言葉を耳にするけど、それを聞くたびに「ダサいな」って思う。酔った勢いで何かやらかしたとしても、それは酒のせいじゃなく、自分がその程度の人間だってことの現れだ。
酒を理由にして責任から逃げようとする人間は、僕から見れば信用に値しない。酒癖が悪いって言葉を使うくらいなら、飲まなければいい。結局、どれだけ飲むかは自分で決めてるんだから。

僕は肝臓が悪いって自覚してるから、普段はなるべく飲まないようにしてる。それでも、どうしても飲まなきゃいけない時がある。
そういう時は量をセーブするか、周りに「今日は本当に控えめにするから」って宣言するようにしてる。それで「飲めよ」とか言ってくるやつがいたら、そいつとは距離を置く。
体を壊してまで付き合う必要なんてないし、本当に大事な人間関係なら、そんな無理強いはしてこないはずだから。

年末の酒の席には独特の楽しさがあるけど、それに流されて自分を見失うのは違うと思う。酒ってのは、飲む側の覚悟と責任が試される道具だと思うんだ。
肝臓が悪くても飲んでしまう僕が言うのも説得力に欠けるけど、それでも、飲むなら自分の限界を知るべきだし、酔った後の行動に責任を持つべきだ。

酒のせいで体調を崩してしまった時、僕はいつも「何やってんだろう」って反省する。けど、それでも飲むってことは、酒にはそれだけの魅力があるってことだろう。
でも、だからこそ僕は酒と上手く付き合っていきたいと思ってるし、無責任な飲み方だけはしないようにしようと決めてる。

酒は人生を豊かにするツールだけど、それに溺れるようじゃ、ただの愚か者だ。
年末の酒席、楽しいのは分かるけど、自分を見失わないようにするのが大人の飲み方だと思う。


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